7月12日に、国土交通省海事局より「海事レポート2013 全速前進、海国日本。」を発行します。
本年度の「海事レポート」では、従来と構成を大きく改め、従来の第1部「海事行政における重要課題」・第2部「海事の現状とその課題」に加え、冒頭で「海事局最前線」と題し、海事局が現在進行形で取り組んでおり、社会にとりわけ大きなインパクトをもたらす3つの政策について、掘り下げてご紹介することとしました。
具体的には、@「新たな経済成長のエンジンとなる、海洋産業の戦略的育成」では、海洋基本計画や日本再興戦略といった直近決定された政府の大方針の一翼を担い、我が国の力強い経済成長の原動力となる新しいフロンティアについて解説。
次に、A「海賊多発海域における日本船舶の安全確保のための取組」では、我が国の経済的繁栄のために不可欠である、海上輸送の安全を確保するための取組の最前線をご紹介します。
最後に、B「東日本大震災からの復興と今後起こりうる大規模災害への対応」と題して、復興への足取りを確かなものにし、そして将来起こりうる災害に備えるための、海事行政における挑戦を取り上げます。
また、第1部「海事行政における重要課題」では、8つの重要分野について海事行政の直面する課題と対応ぶりをご説明するとともに、第2部「海事の現状とその課題」では豊富な図表や統計データを元に、海事クラスターの現状を詳らかにしています。さらに、いずれの部分においても、海事行政の受け取り手・担い手の姿を思い浮かべていただけるよう、多くの関係者にコラム等を通じてご登場いただいています。
「海国」としての我が国の来し方と行く末を見つめ直す、一つの契機としていただければ幸いです。
■海事レポート2013 全速前進、海国日本。
□表紙・目次
□海事局最前線
□第1部
□第2部
△第1章 海上輸送分野
△第2章 船舶産業分野
△第3章 船員分野
△第4章 国際的課題への対応
△第5章 海上安全・保安の確保と環境保全
△第6章 小型船舶の利用活性化と海事振興
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