国土交通省下水道部
厚生労働省健康局水道課
経済産業省水ビジネス・国際インフラシステム推進室
環境省水・大気環境局水環境課/環境管理技術室
1.趣旨
- 水関連技術の海外展開が我が国の成長戦略となっており、中でも、国際標準化は、知的財産推進計画2010への位置づけなど重要な施策とされているところ。
- 水分野については、ISO/TC224に限らず、再生水利用(TC253)やバイオガス(TC255)など、我が国が優れた技術に関連する国際標準化の検討が始まるなど、我が国としても適切に対処していくことが求められている。
- 世界での需要が大幅に伸びるとされている水分野については、今後とも、新たな国際標準化のニーズが発生するものと予想され、我が国の優れた技術が世界で活用されるよう、戦略的に国際標準化に関与し、進めていくことが重要。
- このため、国際標準化のニーズや動向に応じた我が国の対応方針を定期的に検討するための場を「国際標準化戦略検討委員会」として設置。
2.当面の課題
- 「知的財産推進計画2010」に基づく「水分野の国際標準化戦略」の策定(年度内)
- 戦略策定後も、世界的な動向等を踏まえ、定期的に改定検討。
- 再生水利用、バイオガスなど個別のTC等への対応方針に関する情報共有、方針確認。
3.委員会の体制
水分野の国際標準化戦略を検討するため、下水道部会と水道部会を置き、これらの結果を取りまとめるための連絡会議を行う。
(1)下水道部会
- TC224の国内対策委員会に属する公益法人、業界団体、地方公共団体メンバー等をベースに、特に提案や意見を有する個別の企業に参加を求める。
- 事務局は、国土交通省下水道企画課が行う。
(2)水道部会
- TC224の国内対策委員会に属する公益法人、業界団体、地方公共団体メンバー等をベースに、特に提案や意見を有する個別の企業に参加を求める。
- 事務局は、日本水道協会が行う。
4.当面のスケジュール
下記のテーマを目安に月1会程度検討し、年度内に国際標準化戦略を策定。
・分野全体の概括(優位性や市場性の有無など)、標準化に関する世界動向の確認
・国際標準化を推進すべき分野、コアとする技術・ノウハウの選定
・オープン/クローズ戦略の検討
・国際標準化の進め方、ロードマップの検討
・以上の検討結果を反映させた国際標準化戦略の策定
<添付資料>