令和元年12月11日、日本国とベトナム国が締結した覚書に基づき、「下水道分野における技術協力に関する日越政府間会議」をベトナム国ハノイ市において開催しました。本年は、下水道分野の覚書に基づく技術協力を開始してから10年目を迎えることから、技術協力の実績について両国で確認しました。
また、10日、12日には我が国企業の有する優れた技術が評価され、ベトナム国内での受注に繋がった下水処理場の視察を実施しました。
日越政府参加のもと、覚書に記載された重点協力活動分野に関して、過去10年の技術協力の実績を確認すると共に、近年、ベトナム国において課題となっている下水道関係施設の適切な維持管理や都市部における浸水対策について議論を行い、今後の重点協力活動について認識を共有しました。
・日 時:令和元年12月11日(水)8:30~12:00
・場 所:ハノイ市 ベトナム建設省会議室
・議 題:下記参照
・出席者:ベトナム建設省(技術インフラ局マイフォン局長他)、地方政府関係者、JICAベトナム事務所、JICA専門家、GCUS委員 日本大学森田教授、国土交通省、国土総合技術政策研究所、下水道事業団
・今後の重点協力活動:
1. 法制度改善
2.アジア汚水管理パートナーシップによるアジア各国との連携
3.人材育成
4.技術基準類等の整備
技術協力の振り返りと今後の展開の説明 |
浸水対策技術の適用性調査の説明 |
プログレスサマリー署名 |
集合写真 |
時間 | 内容 | 発表者 |
8:30 | 開会 | |
8:30-8:35 | 参加者紹介 | 両国代表 |
8:35-8:40 | 開会あいさつ | |
●ベトナム国代表 |
建設省技術インフラ局 局長 マイ ティ リエン フォン |
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●日本国代表 |
国土交通省 水管理・国土保全局 下水道部 植松 龍二 |
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8:40–9:20 | テーマ1:10年間の歩みと今後の展開 | |
1) 協力内容の振り返りと今後の展開 |
国土交通省下水道部 | |
2) ベトナムにおける下水道事業の実施状況と課題 |
建設省技術インフラ局下水道課 | |
3) 下水道事業に関する日本の経験 |
JICA専門家 | |
4) VSCプロジェクトの成果と今後の展開 |
都市建設大学校(CUWC) | |
9:20-9:50 | ディスカッション | |
9:50-10:05 | サイン交換・写真撮影 | |
10:05-10:30 | (コーヒーブレイク) | |
10:30-11:00 | テーマ2:効率的かつ持続可能な下水道管理 | |
5) 日本の雨水管理技術のベトナムへの適用成調査について |
国土交通省下水道部 | |
6) 管路等の適切な資産管理、マネジメントシステムについて |
国土技術政策総合研究所 | |
7) 効率的な維持管理に向けた新技術の活用・技術開発認証について |
日本下水道事業団 | |
11:00-11:30 | ディスカッション | |
11:30-11:50 | まとめ/閉会 |
ベトナム国内で我が国の優れた技術が評価された下水処理場の視察を実施しました。
JICAプロジェクト名 | ハノイ市エンサ下水道整備事業(有償) | フエ市水環境改善事業(有償) | ホイアン市日本橋地域水質改善計画(無償) |
日 時 | 令和元年12月10日(火) | 令和元年12月12日(木) | |
場 所 | ハノイ市 | フエ市 | ホイアン市 |
受託者 | JFEエンジニアリング・月島機械 JV | 水ing 他 JV | メタウォーター・月島機械 JV |