令和元年3月25日
国土交通省では、下水道事業における様々な課題を解決するため、「下水道革新的技術実証事業(以下「B-DASHプロジェクト」)」を実施しております。今後、更なる効率的かつ効果的な革新的技術の開発・普及を促進するため、実証技術等のテーマ提案を募集します。
また、中長期的な技術開発テーマを併せて募集し、政策的な視点を踏まえて、下水道技術ビジョンやロードマップに反映するとともに、今後の実証テーマ等決定の参考とします。
1.趣旨(背景)
国土交通省では平成23年度からB-DASHプロジェクトを実施しています。本プロジェクトでは、下水汚泥のエネルギー利用、下水熱利用、浸水対策、管渠マネジメント等に係る革新的技術の全国展開を図るため、実規模レベルの施設を設置し、技術的な検証を行うとともに、平成28年度からは、実規模レベルの前段階として、導入効果などを含めた普及可能性の検討や技術性能の確認を行う、「FS調査」も行っています。
また、平成27年12月に下水道の技術開発に関する中長期的な計画として、下水道技術ビジョンを策定(平成30年2月一部改定)しました。本ビジョンは新下水道ビジョン(平成26年7月策定)で示された長期ビジョンや中期目標を達成するために必要な技術開発分野と技術開発項目をまとめたものであり、11の技術開発分野毎に技術開発の目標や技術開発の項目を記述したロードマップを作成しています。
前回と同様に今回の公募でも、中長期的な技術開発テーマを併せて公募し、政策的な視点を踏まえて、下水道技術ビジョンやロードマップに反映するとともに、今後の実証テーマ等決定の参考とするものです。
2.募集期間
令和2年3月25日(木)~5月22日(金)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に伴う影響により、募集期間を延長する。
(募集締切4月24日から5月22日に変更)
3.募集内容(詳細は「募集要領」参照)
◇公募1:「令和3年度B-DASH実規模実証テーマ」
◇公募2:「令和3年度B-DASH FS調査テーマ」
特に特に提案を求める技術項目は、次の5項目とする。ただし、以下に該当しない技術についても公募の対象とする。
1 維持管理コストの縮減につながる技術
・ICTを活用した広域監視制御を可能にする技術
・AIを活用した下水処理場の運転管理支援技術又は完全自動化技術 など
2 経営改善につながる技術
・下水道資源の利活用により収入増が期待できる技術
・省エネ等により大幅に支出減が期待できる技術 など
3 ストックマネジメントにつながる技術
・施設情報や維持管理情報を効率的に電子化する技術
・悪条件における管路施設の点検調査技術 など
4 浸水対策、地震対策につながる技術(防災・減災に資する技術)
・分流式下水道における雨天時浸入水の流入量予測とそれに対応する運転支援技術
・災害時に早期に復旧可能または移設可能な水・汚泥処理技術 など
5 広域化・共同化につながる技術
・小規模処理場同士で汚泥集約処理が可能となる技術
・ICTを活用した広域監視制御を可能にする技術(再掲) など
◇公募3:「中長期的な技術開発テーマ」
4.応募方法
「募集要領」に従い、提案書類を郵送により、御提出願います。
(提出先)
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道企画課 環境技術係
<添付資料>
○
募集要領(923KB)
○提案書類
様式1:提案書(53KB)
様式2-1:提案書要約版(125KB)
様式2-2:提案書要約版(34KB)
様式3:概算費用等(14KB)
様式4:下水道技術ビジョンとの関連性(27KB)
<問い合わせ先>
国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道企画課 村岡、溝上
TEL:03-5253-8111(内線34134) 直通 03-5253-8427 FAX:03-5253-1596
国土技術政策総合研究所下水道研究部 下水道研究室 松浦
TEL:029-864-3343 FAX:029-864-2817
国土技術政策総合研究所下水道研究部 下水処理研究室 岩渕
TEL:029-864-3933 FAX:029-864-2817