上下水道

下水処理場で採水した下水の新型コロナウイルスRNA濃度について

  国土交通省水管理・国土保全局下水道部では、令和3年3月に「下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会」を設置し、
厚生労働省とも連携し、保健衛生部局の感染拡大防止対策に寄与できるよう、下水道部局におけるウイルス濃度の測定のあり方等について検討を進めているところです。

 ※新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和3年6月17日変更)
   「 厚生労働省は、感染症法第12条に基づく医師の届出とは別に、市中での感染状況を含め国内の流行状況等を把握
   するため、抗体保有状況に関する調査など有効なサーベイランスを実施する。また、いわゆる超過死亡については、
   新型コロナウイルス感染症における超過死亡を推計し、適切に把握する。国立感染症研究所における新型コロナ
   ウイルス検出方法等の検討や下水サーベイランスを活用した新型コロナ調査研究を支援するなど、引き続き、下水
   サーベイランス活用について検証を加速する。」

 ※下水サーベイランスに関する推進計画(抜粋)
  (内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室、厚生労働省、国土交通省 連名による公表)
   下水中のウイルス濃度について引き続きデータの蓄積を図るとともに、下水サーベイランスにおける下水道管理者
   としての役割や各地域の保健衛生部局と下水道部局における連携・協力の手法についてガイドラインを策定


【参考】
 ○下水中の新型コロナウイルス調査プロジェクト(厚労科研 研究班HP)
   https://nijis.jp/
 ○下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会資料
     https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000708.html
 ○下水中の新型コロナウイルスからの感染リスクについて(出典:米国CDC Q&A)
  ・現時点では、適切に設計および維持された下水道システムを介して新型コロナウイルス感染症に感染するリスクは低いと考えられている。
  ・未処理の下水から新型コロナウイルスのRNAが検出された報告があるが、データは限られているものの下水中のウイルスの感染性を示す
   証拠は殆どなく、下水への暴露により発症した事例は報告されていない。

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局 下水道部流域管理官付課長補佐 紺野、調整係長 久原 ※地方公共団体への直接のお問い合わせはお控えください。
電話 :03-5253-8111(内線34312、34313)
直通 :03-5253-8432
ファックス :03-5253-1597

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