上下水道

下水道分野における第16回日越政府間会議及び日越外交関係樹立50周年記念セミナーを開催

 国土交通省は、日本とベトナム社会主義共和国が締結した覚書に基づく「下水道分野における技術協力に関する第16回日越政府間会議」、及び両国の外交関係50周年を記念した「日越外交関係樹立50周年記念セミナー ~下水道分野における成果と今後の課題~」をベトナム国
ハノイ市において開催しましたので概要をお知らせします。
 
  • 第16回日越政府間会議
国土交通省、ベトナム社会主義共和国建設省において、覚書に記載された重点協力活動分野に関して、
前回政府間会議以降の技術協力の活動成果を確認するとともに、今後の重点協力活動について認識を共有しました。
 
(1)日 時:令和5年12月26日(火)10:00~14:00(日本時間)
(2)場 所:ベトナム国ハノイ市 ホテル会議室
(3)議 事:別紙1参照
(4)出席者:
ベトナム建設省、ハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市、キエンザン省、在ベトナム日本国大使館、
国土交通省、国土技術政策総合研究所、滋賀県、横浜市、福岡市、JICAベトナム事務所・専門家、
日本大学森田教授、日本下水道事業団等、約40名参加
 
(5)会議結果概要
・国土交通省より、今後の重点協力活動とともに、今後のアジア汚水管理パートナーシップ(AWaP)の2030年までの
ワークプラについて説明がありました。
・国土技術政策総合研究所より、下水道インフラのアセットマネジメントに向けた技術基準の必要性と国、地方公共団体、
関係団体間での状況・課題共有の重要性について我が国の事例を交えながら説明がありました。
・ベトナム側からは、これまでの技術協力について感謝するコメントと共に、下水道の管路情報管理にあたっての地図情報の活用、
料金徴収対策等について熱心な質疑が多数寄せられました。
・ベトナム国建設省技術インフラ局ビン局長より、今後も国土交通省と密に連携し、JICAや本邦企業等の協力のもと、
ベトナム国において新規プロジェクトの実施や料金徴収対策、推進工法の国家基準化を推進していきたい旨の発言がありました。
・国土交通省水管理・国土保全局下水道松原部長からは、重点協力活動について積極的に協力していくことを伝えました。
・今後の重点協力活動は下記のとおりです。
1. 下水道法の整備支援                2.効果的な都市浸水対策のための政策立案支援
3.汚泥の処理・再利用に関する調査・検討 4.下水道分野のプロジェクト策定促進
5. 日本でのスタディツアーの実施など、ベトナムの中央・地方政府関係者の人材育成
6. 推進工法の国家基準化
 
  • 日越外交関係樹立50周年記念セミナー ~下水道分野における成果と今後の課題~
国土交通省、ベトナム社会主義共和国建設省が主催(共催:横浜市)となり、両国の外交関係50周年を記念したセミナーを開催しました。
両国から、これまでの下水道分野における協力の成果や水環境改善にむけた取組及び課題について発表が行われました。
 
(1)日 時:令和5年12月25日(火)10:00~14:00(日本時間)
(2)場 所:ベトナム国ハノイ市 ホテル会議室
(3)議 事:別紙2参照
(4)出席者:
ベトナム建設省、ハノイ市、在ベトナム日本国大使館、国土交通省、国土技術政策総合研究所、滋賀県、横浜市、福岡市、
JICAベトナム事務所・専門家、日本大学森田教授、日本下水道事業団、現地日系法人企業等、約60名参加
 
(5)会議結果概要
・国土交通省水管理・国土保全局松原下水道部長からは、2010年からの協力関係について謝意を示すとともに、
今後の協力関係の深化について言及がありました。
・国土交通省より、これまで実施してきた政府間会議や技術セミナーの開催、専門家の派遣、下水道技術の実証成果や
都市間の連携について説明がありました。
・日越外交樹立50周年を記念したデザインマンホール蓋のデザインをベトナム国建設省に共有しました。


     
        日越政府間会議 署名式 (左:松原部長、右:ヴィン局長)



  50周年記念セミナー デザインマンホール蓋寄贈(右から5人目:松原部長)

 

お問い合わせ先

水管理・国土保全局下水道部企画課 下水道国際・技術室下水道国際推進官 工藤、国際展開推進係長 大塚
電話 :03-5253-8111(内線34172、34137)
ファックス :03-5253-1596

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