国土交通省は「下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会」を令和3年3月に設置し、下水処理場への流入下水や下水道管路等における新型コロナウイルスRNA濃度の測定結果に基づき、下水道における新型コロナウイルスの存在実態を整理するとともに、保健衛生部局の感染拡大防止対策への連携・協力のあり方について検討を行ってきました。
自治体の保健衛生部局が主体となって新型コロナウイルスの下水サーベイランスを実施する際の、保健衛生部局と下水道部局における連携・協力の手法を整理し、
・下水中の新型コロナウイルス情報を得るための下水道管理者としての役割の例
・この情報を用いた各地域の保健衛生部局と下水道部局における連携・協力の手法の例
について記した、新型コロナウイルスの広域監視に活用するための下水サーベイランスガイドライン(案)を作成しました。
保健衛生部局が下水サーベイランスを実施する際は、下水道部局においても本ガイドラインを活用して連携・協力していただければ幸いです。
新型コロナウイルスの広域監視に活用するための下水サーベイランスガイドライン(案)(令和6年6月)
【参考】
下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会