「平成21年度水道国際貢献推進調査報告書」について
水道分野における国際協力は、これまで、ODAによるアジア各国を始めとする開発途上国の水道施設整備や技術協力を中心に取り組んできており、衛生環境の改善に大きな役割を果たしてきましたが、今後は、施設整備とその後の運営維持管理を組み合わせた開発援助や技術協力も求められ、平成21年12月に公表された「新成長戦略(基本方針)」では、「日本が強みを持つインフラ整備支援をパッケージでアジア地域に展開・浸透させる」、「水、エネルギーなどのインフラ整備支援や、環境共生都市の開発支援に官民あげて取り組む」としています。
この取組は、日本が世界のトップランナーたる水道を形成してきた経験及び知見等を最大限に活用し、日本の水道産業が国内市場にとどまらず、アジアをはじめとする国際市場という新たな市場に挑戦していこうとするものです。
また、「水道ビジョン」においても『水道分野の国際貢献の推進』、『国際調和の推進』など、我が国の水道の国際化を施策として掲げているところです。
こうした認識の上に立ち、日本の水道産業がアジア各国をはじめとする世界の水道の発展に貢献していくことを目的とし、アジア各国との交流推進、水道産業に係る国際展開のケーススタディ、アジアの水道発展に寄与しうる日本の水道技術の検討、国内体制整備に関する検討を行いました。
今般、その報告書をとりまとめたので、ご参考にしていただきたくお知らせします。
本件に関するお問い合わせ先
厚生労働省健康局水道課
水道計画指導室
電話03-5253-1111 内線4015
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