平成13年度観光の状況に関する年次報告
第2章 21世紀における持続可能な観光に向けて ～WTO大阪総会の開催～
第1節 ●第14回世界観光機関総会の開催について
1 第14回世界観光機関総会の概要
世界観光機関(World Tourism Organization:WTO)総会は,WTOの最高意思決定機関であり,2年に1度開催されるが,第14回総会は,日本で初めて開催された総会であるとともに,WTO史上初めて日本と韓国の2ヶ国の共催により開催された。
平成13年9月23日からソウル総会が開催され,開会式には韓国金大統領も出席された。ソウル総会では,新たに5ヶ国が加盟国となり,合計で加盟国138ヶ国,準加盟国6ヶ国となった。また,WTOの将来像をめぐる議論や,今後2年間の事業計画の報告等も行われた。
9月28日(金)から,117ヶ国から61名の大臣級を含む1,400名を超える観光関係者の参加により,大阪総会が開幕した。
大阪総会の開会式は,皇太子殿下のご臨席のもと開催され,小泉内閣総理大臣のメッセージ(泉国土交通副大臣(当時)が代読),扇国土交通大臣及びフランジアリWTO事務局長の挨拶ののち,皇太子殿下からお言葉をいただいた。
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