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平成13年度観光の状況に関する年次報告

第9章 観光に係る安全確保対策

第2節 ●交通安全対策の推進

3 航空の安全対策



  (1) 航空事故発生状況

平成13年の我が国の定期航空運送事業者に係る航空事故は2件であり,これに伴う死亡者は無く,負傷者数は119名であった。
一方,定期航空運送事業者以外の航空事故は,19件であり,これに伴う死亡者は12名,負傷者は8名であった。

  (2) 安全確保

航空路施設としては,秋田県に洋上航空路レーダーを新設するほか,航空交通流管理センターや,方位・距離情報提供施設としていわき等8か所の性能向上整備を進めた。
さらに,航空交通の安全性,効率性及び管制処理能力の向上を図るため,衛星を利用した航空管制等を行うための航空衛星システムの整備を推進した。
また,大規模自然災害時における航空機の安全運航を確保するため,航空交通管制部等における管制業務の代替機能確保の整備を推進した。
空港用施設としては,中部国際空港等7か所において空港監視レーダー及び東京国際空港(羽田空港)等7か所においてターミナルレーダー情報処理システムの新設又は性能向上を進めた。
また,能登空港等12か所に計器着陸装置,中部国際空港等19か所に方位・距離情報提供施設,東京国際空港等40か所に精密進入用灯火等の新設又は性能向上を進めた。
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