平成15年度観光の状況に関する年次報告
第2章 観光立国、この1年の動き
第2節 観光立国に向けた政府の取組みの主な成果
2 日本の魅力・地域の魅力の確立
○ 魅力ネットサイト事業
国土交通省は,市区町村及び国民の方々に「一地域一観光」を知っていただき,地域の魅力発見を促すとともに,国内外に魅力を発信する魅力ネットサイト事業を実施し,「発見!観光宝探しデータベース」を構築した。魅力の投稿は全国から1千件を超え,平成16年2月16日よりウェブサイトを公開している。詳細は第5章第1節1(5)に示す。
○ 観光カリスマ百選
内閣府,国土交通省及び農林水産省は,観光振興を成功に導いた人々の類まれな努力をホームページ等で紹介することを通して,各地で観光振興に頑張る人を育てていく「観光カリスマ百選」の選定作業を行っており,これまで63人を選定・公表している。詳細は,第5章第1節1(4)に示すほか,本章の第3節でも紹介する。
○ 観光交流空間づくりモデル事業
国土交通省は,地域の自助努力により行われる先進的な観光交流空間づくりを省所管のハードとソフトの事業,施策により総合的,重点的に支援する「観光交流空間づくりモデル事業」を平成15年度より行っており,これまでに8地域を選定し,実施している。詳細は第5章第1節1(1)に示す。
○ 「都市と農山漁村の共生・対流」の国民的運動の支援
農林水産省等は,都市と農山漁村の共生・対流の国民的運動を,ホームページやキャンペーンロゴの作成等を通じて支援している。詳細は第4章第1節3に示す。
○ 一地域一観光,全国都市再生,構造改革特区の一体推進
各地方支分部局において,一地域一観光,全国都市再生,構造改革特区の連携により,地域づくり,地域再生を省庁横断的に推進していくため,関係省庁,地方公共団体,経済団体等が連携を図る共通プラットフォームを設置している。その概念図を図2-2-1に示す。
平成15年度中に全ブロックにおいて設置した。
図2-2-1 プラットフォームの概念図
○ 長期家族旅行国民推進会議の開催
国土交通省,経済産業省,厚生労働省,文部科学省は,わが国の魅力発見を通して一地域一観光にも資する長期家族旅行を普及・定着させるための課題について検討し提言をまとめる国民推進会議を開催している。詳細は第4章第2節2に示す。
○ エコツーリズム推進会議の開催
環境省は,エコツーリズムの普及・定着を目指した推進方策について議論する「エコツーリズム推進会議」を開催している。詳細は第5章第1節1(9)に示す。
○ 良好な景観形成
国土交通省は,緑豊かで良好な景観の形成を図るため,景観法案をはじめとする景観緑三法案を平成16年通常国会に提出している。詳細は第5章第1節21)に示す。
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