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平成16年度 観光の状況に関する年次報告

第8章 観光に係る安全対策

第2節 旅行者の交通安全対策の推進

1 鉄道の安全対策


鉄道事故の防止を図るために、鉄道線路、保安設備等の整備・改良、乗務員等の教育訓練等を図るとともに、踏切事故の防止については、踏切道の立体交差化、構造改良、踏切保安設備の整備等を推進した。これらの安全対策を実施してきた結果、鉄道事故件数は長期的には減少している。
また、地下駅の利用者の安全を確保するため、地下鉄道の火災対策基準に適合していない地下駅等については5ヵ年で所要の火災対策施設を整備するよう、平成15年度末に義務付けた。さらに、火災対策施設のうち大規模な駅改良を伴う避難通路及び排煙設備の新設について整備費の一部を補助する地下駅火災対策施設整備事業を創設し整備促進を図った。なお、テロ対策については、関係機関とも連携し、適宜、鉄道事業者に対して自主警備の徹底等を求めた。



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