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平成17年度観光の状況
第2章 観光の現状
第1節 国民の観光の動向
1 国民の国内宿泊観光旅行の動向
(1) 国内宿泊観光旅行の回数
旅行・観光産業の経済効果を明らかにするため、平成15年度から、世界標準的な統計手法であるTSA(Tourism Sattellite Account)にのっとり、承認統計「旅行・観光消費動向調査」を実施している。
それによると、平成16年度における国民1人当たりの国内宿泊観光旅行回数は1.71回と推計され、対前年度比で0.6%と微増であったが、平成17年度においては、1.82回と推計され、対前年度比で6.4%増となっている。
(2) 国内宿泊観光旅行の宿泊数
上記調査による平成16年度における国民1人当たりの国内宿泊観光旅行宿泊数は2.78泊と推計され、対前年度比で1.1%減であったが、平成17年度においては、2.94泊と推計され、対前年度との比較では5.8%増となっている(
図2‐1‐1
)。
図2-1-1 国内宿泊観光旅行の回数及び宿泊数
国内宿泊観光旅行については、平成16年度は記録的な集中豪雨や過去最多(10個)の台風上陸、猛暑、豪雪といった悪天候もあり、特に宿泊数が減少したが、平成17年度は、景気の回復基調を背景に、国民1人当たりの国内宿泊観光旅行の回数・宿泊数ともに増加しており、国内宿泊観光旅行に回復の兆しが見られる。
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