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平成17年度観光の状況

第7章 交通機関等の利便向上

第1節 旅客輸送機関等による観光の利便向上

3 飛行機による観光の利便向上



  (1) 空港

平成17年度における空港整備事業は、東京国際空港(羽田)の沖合展開事業・再拡張事業、関西国際空港の二期事業、成田国際空港の整備事業等、大都市圏拠点空港の整備により一層の投資の重点化を図りつつ、一般空港等については、滑走路の延長等の継続事業を着実に推進するとともに、新規事業として新石垣空港の整備に着手するほか、既存空港の機能を保持するための整備を行った。
また、航空輸送サービスの質の向上を図り、観光立国の実現等に資するため、航空輸送サービスの高度化に関する重点戦略の拡充・展開、空港を核とした観光交流の促進、空港アクセス改善や空港運用の高度化等既存空港の機能の高度化及び空域・航空路の抜本的な再編をはじめとする運航効率の向上を推進した。
さらに、観光に係る様々な施策を総合的に進めるため「空港を核とした観光交流促進プログラム」の策定、推進に取り組むこととし、新千歳、新潟、広島、福岡の4空港においてプログラムを策定した。

  (2) 航空路線網の充実

国際旅客輸送の多くが航空によって担われていることに鑑みると、国際交流の拡大に向け、国際航空路線網の充実は必要不可欠である。
このため、乗り入れ地点の追加や増便等を図るべく、関係国との間で航空協議を行ってきており、平成17年においては、世界8か国1地域との間で計11回の航空協議を行った。その結果、平成18年1月現在、我が国24都市と世界43か国・地域102都市との間で航空路線網が形成されている。
また、地方空港については、定期便が増加しているとともに、北海道や北陸、東北においては特に台湾からの訪日チャーター便の運航が増加している。   
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