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平成19年度観光施策

 第1章 国際競争力の高い魅力ある観光地の形成

 第3節 観光旅行者の来訪の促進に必要な交通施設の総合的な整備

 1 国際交通機関及びこれに関連する施設の整備



   (1) 空港の整備

平成19年度における空港整備事業は、東京国際空港(羽田)の再拡張事業・機能向上事業、関西国際空港の平成19年8月2日の第二滑走路供用開始に向けた施設整備、成田国際空港の北伸による平行滑走路整備事業等、大都市圏拠点空港の整備により一層の投資の重点化を図りつつ、一般空港等の滑走路の延長等、航空ネットワークの充実のため継続事業を着実に推進し、その機能保持を確実に行う。
また、航空輸送サービスの質の向上を図り、観光立国の実現等に資するため、空港の就航率向上等のための事業・調査や、需要の増大に対応した空域容量の確保のための空域・航空路の抜本的な再編等、既存ストックを活用した航空輸送サービスの高度化のための事業を推進するとともに、「空港を核とした観光交流促進プログラム」の推進等、観光交流の促進に引き続き取り組む。

   (2) 港湾と航路の整備

旅客ターミナルの整備を推進するとともに、マリーナ等の整備を推進する。また、船舶がふくそうする海域において航路の開発及び保全を行う。

   (3) 空港、港湾、道路、鉄道等の連携

陸・海・空にわたる複数の交通機関の連携を通じて、スピードアップと乗継ぎの円滑化を図るなど、利用者のニーズに対応した効率的で良好な交通環境が提供されるマルチモーダル交通体系の構築に取り組んでいる。
特に空港アクセスについては、成田国際空港と都市部の連携強化を目的として、成田高速鉄道アクセス及び北千葉道路の整備を同時に推進するほか、那覇空港と沖縄自動車道を連絡する那覇空港自動車道の一部区間である豊見城東道路の整備等を推進するなど、道路、鉄道等によるアクセス改善に一体的に取り組む。
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