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平成21年度 観光施策

第1章 国際競争力の高い魅力ある観光地の形成

第1節 国際競争力の高い魅力ある観光地の形成

1 地方公共団体と観光事業者その他の関係者との連携による観光地の特性を生かした良質なサービスの提供の確保



  (1) 国際競争力の高い魅力ある観光地の創出

国際競争力の高い魅力ある観光地の形成を図り、国内外からの観光旅客の来訪及び滞在を促進するため、地域の民間組織や地方公共団体、観光関係者や地域住民等の関係者が一体となった観光振興の取組を総合的に支援する。
平成21年度は、新たに14地域の「観光圏整備実施計画」の認定を行っている(図1-1-1)。
観光圏の形成に資する各地域の「観光旅客の宿泊に関するサービスの改善及び向上に関する事業」を重点分野として位置付け、旅行業法の特例を活用した着地型旅行商品の造成を積極的に支援するとともに、国際競争力の高い魅力ある観光地の創出のため参考となるよう、優れた事例を選定し、紹介する。

図1-1-1 観光圏一覧(30地域)



  (2) 観光・集客サービス、地域資源の活用への支援

地域の特色ある産業等を観光・集客資源として活用した地域ぐるみの取組を支援するため、「広域・総合観光集客サービス支援事業」を実施することにより、観光・集客サービスの競争力の強化を図る。平成21年4月現在、全国で14件の事業を支援している。

  (3) 構造改革特区、地域再生の活用

構造改革特区では、観光振興に資する提案も含め広く提案を受け付け、観光振興のために規制の特例措置を活用しようとする地方公共団体に対して、積極的に支援・助言を行っていく。
地域再生についても、「観光に関する人材の育成」や「外国人観光客の訪日促進と魅力ある観光地・観光産業の創出」等の観光振興のための自主的な取組を推進する地域に対して、積極的に支援・助言を行っていく。
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