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平成24年度 観光施策
第5章 国際競争力の高い魅力ある観光地域の形成
第2節 観光資源の活用による地域の特性を生かした魅力ある観光地域の形成
4 温泉その他文化、産業等に関する観光資源の保護、育成及び開発
(1) 外国人富裕層向けの和のコンテンツの情報発信
我が国の潜在的なプレミアム地域資源の発掘を行い、国内外の商談会等を活用し、情報発信等を行う。
(2) スポーツツーリズムの推進
スポーツと観光の相互乗り入れを実現するスポーツ観光のより一層の普及・定着を図るため、平成23年度に策定された「スポーツツーリズム推進基本方針」に基づき、地域スポーツコミッションの設立を促す。また、関係者の情報交換、スポーツ関係情報の集約・発信、国際スポーツイベントの誘致・開催支援などを担うスポーツツーリズム推進連携組織の創設を促し、広域的にスポーツツーリズムを推進する。
平成32年(2020年)オリンピック・パラリンピック競技大会の東京招致に向けて、招致委員会等と連携・協力しつつ取り組む。
(3) マリンレジャーを活用した地域観光の振興等
マリンレジャーに適した海洋空間等、地域それぞれが有する潜在的な海洋資源を活かした地域産業の活性化の観点から、関係省庁、港湾・河川・漁港等の管理者、マリン関係団体、プレジャーボート利用者等が連携・役割分担の下で、係留保管能力の向上と放置等禁止区域の規制措置を両輪とした対策により、プレジャーボートを円滑に収容するための取組を推進する。
(4) 環境学習・自然体験活動の推進等
「環境教育等による環境保全の取組の促進等に関する法律」に基づき、自然体験活動等の推進を図る。例えば、海辺の自然体験活動や環境教育を促進するため、地方公共団体、NPO等と連携しながら、「海辺の自然学校」を全国各地で実施する。
(5) 農山漁村の地域資源の活用支援
「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」に基づき事業計画を認定し、地域資源を活用した観光産業を促進する。
また、当該事業計画を推進するために必要な機械・施設等の整備を支援するほか、6次産業化の先達や民間の専門家(ボランタリー・プランナー、6次産業化プランナー等)による個別相談の実施、新商品の開発等の取組の支援等を行うことにより、観光等の地域ビジネスの展開等を図る。
国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産(GIAHS)に認定された佐渡、能登地域については、地域の農林水産物のブランド化、商品開発や観光振興等の取組の周知等により、農山漁村地域の振興を図る。
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