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第I部 観光の状況

第1章 平成24年度の観光の状況

第4節 地域における観光の状況

6 近畿地方の状況


 平成24年の延べ宿泊者数は、前年比5.1%増、前々年比2.2%増だった。そのうち、外国人延べ宿泊者数については、前年比44.1%増、前々年比1.1%減で震災前の状況に戻りつつある。東日本大震災、紀伊半島大水害等のマイナス要因があったものの、滋賀県、兵庫県が平成23年、24年と連続してNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」、「平清盛」の舞台となった効果等により、延べ宿泊者数は増加した。その他、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に人気キャラクターを題材にしたエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」が開業したことなども増加に寄与した。
○「関西メガセール」
 「くいだおれ」「きだおれ」「はきだおれ」など食事やショッピングに古くから関わりのある関西の特色を生かして、外国人旅行者に効果的なサービス向上と、消費の拡大等による経済活性化を目指し、平成23年度より「関西メガセール」を実施している。これは、関西4政令市(京都市、大阪市、神戸市、堺市)と関西国際空港を中心とする商業施設、百貨店、観光施設、宿泊施設などの協力により、パスポート提示による外国人旅行者向け特典を募集して各施設での買物特典やスモールプレゼントを提供し、外国人旅行者を歓迎するとともに、関西での食事や買物を楽しんでもらうものである。
 平成24年度は、観光庁、関西4政令市、公益社団法人大阪観光コンベンション協会、大阪商工会議所、新関西国際空港株式会社、大阪市商店会総連盟と連携し、12月から翌年2月にかけて、春節期等における取組として、145施設、約6,000店舗の協力を得て実施した。また、同期間に、関西国際空港や日本橋電気屋筋商店街等でのPRイベントを併せて実施した。

関西国際空港で実施した「関西メガメール」PRイベント


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