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水際行政 CIQ


 CIQとは、税関(Customs)、出入国管理(Immigration)、検疫(Quarantine)の頭文字をとって呼ばれるもので、諸外国からヒト(人)やモノ(貨物・動物・植物)が入国する際に法令に基づき行われる必要な検査、審査の総称です。
 小笠原村の二見港は、出入国管理及び難民認定法に基づく出入国港、検疫法に基づく検疫港となっていますが、関税法に基づく貨物の輸出入ができる港、家畜伝染病予防法・植物防疫法等に基づく動物・植物の輸入ができる特定の港に指定されていないため、小笠原総合事務所のCIQ業務は、主にヒト(人)の出入国に関するものになります。




税関 Customs

 貨物の輸出入に関する税金の徴収、通関手続、監視等をしています。所管省庁は財務省で、全国に地方支分部局としての税関が設置されています。
 小笠原諸島においては、外航船舶に対する入出港手続等を実施しています。

出入国管理 Immigration

 日本への入国・在留を希望する外国人に対し許可の是非に関する審査等をしています。所管省庁は出入国在留管理庁で、全国に地方支分部局としての地方出入国在留管理局が設置されています。
 小笠原総合事務所では、小笠原諸島に居住している外国人の在留関係諸申請手続や、二見港における外国人及び日本人の出入(帰)国審査等業務を実施しています。

疫 Quarantine

 伝染病を予防するため、その有無につき診断・検査し、伝染病の場合には消毒、隔離等をしています。このうちヒトの検疫は、「海外で流行する検疫感染症や国民の健康に重大な影響を及ぼす感染症の国内への侵入と蔓延を防止するために、外国から来航する船舶や飛行機及びその乗客、乗組員に対して検疫を行うこと」とされており、所管省庁は厚生労働省で全国に検疫所が設置されています。このほか、動物や植物(モノ)の検疫についてはそれぞれ動物検疫所・植物防疫所(いずれも農林水産省所管)が主要港・飛行場の近くに設置されています。
 小笠原総合事務所では、外国から二見港に入港する船舶及びその乗客、乗組員に対する検査等を実施しています。



外航船舶の入出港に伴い発生する業務

   主な船舶 発生業務 
外国 ⇒ 二見港 ⇒ 日本国内 ヨット、漁船、観光船、実習船 検疫
入国審査(又は帰国確認)
植物検疫
税関
日本国内 ⇒ 二見港 ⇒ 外国 ヨット、観光船、実習船 出国確認
税関
(参考)
   未検疫船舶と接触した日本船籍の船舶 
                ⇒ 二見港
 海上保安庁の巡視船 検疫 





内航船舶の入出港に伴い発生する業務

   主な船舶  発生業務
 日本国内 ⇒ 二見港 ⇒ 日本国内  おがさわら丸、観光船、ヨット  植物検疫
(応報活動、取締り)


CIQ業務に関する問い合わせ先 業務課  TEL 04998 - 2 - 2102
                    hqt-ogasawara2-ciq@gxb.mlit.go.jp