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2009/ 2/25 第105号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(2月24日付)
・事務次官会見要旨(2月23日付)
2現場レポート
航空機の安全運航に向けて(東京航空局 新千歳空港事務所)
3募集してます
・パブリックコメント(意見公募)
◆新着情報[2月25日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○英語表記による不動産取引価格情報の検索サイトの公表について
http://www.mlit.go.jp/report/press/land03_hh_000034.html
○陸域における施策毎の汚濁負荷削減目標量に基づく東京湾再生の計
画的推進について
http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000052.html
○社会資本整備審議会建築分科会建築物等事故・災害対策部会第1回
昇降機等事故対策委員会の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000076.html
○第17回「エコレールマーク」の認定について
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo02_hh_000007.html
○道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の一部改正について
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000025.html
○リコールの届出について
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall09/recall_.html
○「第2回 自動操舵装置等の適正使用へ向けた実務検討会」の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji04_hh_000006.html
○平成20年度 営繕工事の発注の見通しの公表(追加)について
http://www.mlit.go.jp/report/press/eizen02_hh_000014.html
○「地球地図利活用ワークショップ」の開催について(★用語解説)
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000042.html
★用語解説:地球地図
地球環境の現状を正確に表す地球全体をカバーするデジタル地図で、世界
の国家地図作成機関が協力して整備が進められています。昨年、全球を対象
とした地球地図(第1版)が完成し、データを一般提供しています。( http://www.globalmap.org/)
国土交通省がデータ整備を提唱し、国土地理院が国際運営委員会事務局を
務めるなど、我が国が地球地図プロジェクト推進の中心的な役割を果たして
います。2009年2月25日現在、同プロジェクトには180の国や地域が参加して
います。
【大臣会見要旨】
○金子大臣会見要旨(2月24日付)
http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin090224.html
【事務次官会見要旨】
○春田事務次官会見要旨(2月23日付)
http://www.mlit.go.jp/report/interview/jikan090223.html
◆現場レポート
○航空機の安全運航に向けて
~冬本番!新千歳空港の滑走路除雪~ (東京航空局 新千歳空港事務所)
北海道の空の表玄関「新千歳空港」は、北緯42°46′に位置しており、
いわゆる積雪寒冷地空港と呼ばれています。新千歳空港は、3,000
メートルの滑走路を2本有する24時間運用の空港で、年間乗降客数は
約1,800万人(羽田、成田に次ぐ国内第3位)、うち羽田-新千歳
は年間1,000万人を誇り、1日約280便の航空機が離着陸してい
ます。これだけ利用者の多い積雪空港は世界的にも数少ないと言われて
います。
空港内にある当新千歳空港事務所は、航空機の運航管理に加えて、滑
走路などの施設や航空保安施設(無線、航空灯火)の管理などを担当して
いますが、積雪寒冷地空港ならではの冬場の重要な業務があることをご
存じですか。
冬期運航期間中に厄介なのが、何といっても1シーズン200cm前後
降る雪です。当空港では、除雪車両94台(借上車両含む)を配備し、
24時間体制で除雪を実施しています。空港専用の除雪車両は開発を重ね
た結果、大型・高性能化され、平成19年度には大幅に体制強化が図られ
ました。(http://www.mlit.go.jp/tokyo_cab/04_gaiyou/index_09.html)
これまでの新千歳空港における滑走路の除雪方法は「片側往復除雪」でし
たが、「全幅一方向除雪」に変わりました。「全幅一方向除雪」とは、除雪車
両を渡り鳥の雁行(がんこう)の様に配置し除雪する方法で通称「雁行除雪」
と呼んでいます。幅60mの滑走路1本を除雪するのに、従来型では約
40分かかっていましたが、この方法を採用したことにより除雪時間が約
20分に短縮されました。
滑走路1本は、幅3mの道路延長に置き換えると、60kmの距離に相
当します。滑走路の舗装上には、新雪だけではなく航空機により踏み固め
られた圧雪、氷盤等多様な雪があるほか、航空灯火も存在しているうえ、
航空機の離着陸には高い除雪精度(路面の滑り抵抗値)が必要です。さまざ
まな制約がある中、この時間短縮は空港除雪にとって画期的な進歩となり
ました。
除雪が必要なのは滑走路だけでなく誘導路、エプロン(駐機場所)など
があり、その面積は約230haにも及びます。気象状況、運用状況など
により刻々と変化する除雪条件に最適な除雪方法を正確かつ迅速に判断し、
安全に実行する必要があります。まさに自然との熱い戦いであり、除雪作
業は6時間以上に及ぶことも少なくありません。当空港では、2本ある滑
走路を1本ずつ交互に除雪することにより、常に1本は離着陸可能な状態
の確保に努めています。
空港除雪は空港管理者として最重要課題の一つであり、定時運航と安全
性確保に向けて日夜真剣に努力しています。TVの交通情報等で「除雪作
業のため、遅延しています。」と放送されることがありますが、遅延の理
由は、「低視界」「強風」などが大半であり、除雪作業の遅れのために遅
延することは、ほとんどありません。(一般の方にとっては、「除雪作業の
遅れ」が一番の理由だと受け止められているようです・・・。)
また、新千歳空港ではこれらの除雪した雪を利用する環境対策「Cool
-Project(クールプロジェクト)」に取り組んでいます。これは、
除雪した雪を雪山状に堆積、長期保存することで、防除雪氷剤の河川への
流出(BOD値上昇)を防ぐことに加えて、堆積した雪山を冷熱として夏
場のターミナルビルの冷房に利用することでCO2の削減を図るという地
球環境に優しい試みです。( http://www.mlit.go.jp/tokyo_cab/15_cool/index.html)
まだまだ北海道では冬の催し物や、パウダースノーでのスキー等が楽し
めます。新千歳空港をぜひご利用ください。
◆募集してます
【パブリックコメント(意見公募) 2月25日 公表】
○高齢者の居住の安定確保に関する法律施行規則第十四条の二第五号の規
定に基づき国土交通大臣の定める基準の一部改正に関する意見の募集
http://www.mlit.go.jp/appli/pubcom/house03_pc_000004.html