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2009/ 5/25 第163号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・人事異動(5月25日付)
2国土交通セミナー
交通死亡事故ゼロを目指して~先進安全自動車の普及促進~
3お知らせ
・審議会議事録等の掲載情報
4募集してます
・パブリックコメント(意見公募)
◆国土交通セミナー
○交通死亡事故ゼロを目指して~先進安全自動車の普及促進~
みなさん、交通事故の現状についてご存じですか?交通事故の死者数は減
少傾向にあり、平成20年の死者数は5155人となりましたが、依然厳しい状況
に変わりありません。このような中、本年1月の内閣総理大臣の談話では、
今後10年間を目途に、更に交通事故死者数を半減し、「世界一安全」な道路
交通の実現を目指すという決意を明らかにしました。
この目標を達成するため、国土交通省では、車両の安全性を飛躍的に向上
させた先進安全自動車(ASV:Advanced Safety Vehicle)の開発・実用化・
普及を一層進めることしています。今回は、そのASV技術についての紹介を
させていただきます。
死亡事故を減らすため、これまでは、主として車が衝突した際の被害軽減
のための対策がとられてきています。しかしながら、今後一層の死者数の削
減、交通事故件数の削減を達成するためには、事故そのものの発生を防ぐ
「予防安全技術」が重要となってきています。国土交通省では、自動車メー
カー、研究機関等と連携して予防安全技術の開発・実用化・普及を促進して
います。これがASVプロジェクトです。
現在、実用化されているものは「自律検知型」と呼ばれる自車の車載セン
サーで検知した情報を用いてドライバーを支援するシステムです。このシス
テムには、例えば、衝突回避を促す警報を出し、衝突が避けられない状況に
なったときに自動的にブレーキをかけて被害を軽減する「衝突被害軽減ブレー
キ」や、車が車線を自動的に認識し、車線内の走行を手助けする「レーン
キープアシスト」などがあります。このうち、大型トラックの被害軽減ブレー
キについては、国等による補助制度がありますので、ご関心のある方は最寄
りの地方運輸局までご連絡下さい。
これらの技術に加え、現在「通信利用型」と呼ばれる通信技術を利用する
ことにより安全運転を支援するシステムの開発を進めています。現在、車同
士が通信を行うことなどにより、見通しのきかない車の情報をドライバーに
提供するシステムについて、実用化のための実験などを行っているところで
あり、この技術が実用化されれば、出会い頭の事故等を防ぐことが出来るよ
うになると考えられています。
また、ASVについては、東京モーターショー等へも出展しております。さ
らに今回、テレビ番組「キク!みる!」において、ASV技術の紹介をさせて
いただきますので、是非ご覧下さい。