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2010/10/12 第501号
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます!
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情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣政務官会見要旨(10月7日)
2意見募集
・行政手続法に基づく意見公募(10月8~12日公表分)
3政策クローズアップ
国土交通省の生物多様性保全に向けた取組 ~環境の創造と継承を目指して~
4お知らせ
・釣りシーズン到来!秋期に事故多発!~大切な命を自分で守るために~
◆新着情報[10月12日発表分]
○建設工事受注動態統計調査報告(平成22年8月分)
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000190.html
○第1回「最低車両台数・適正運賃収受ワーキンググループ」の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000024.html
○リコールの届出(三菱 ふそうエアロスター)
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000682.html
○第4回「フェリー大傾斜事故防止対策検討委員会」の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji06_hh_000023.html
○ベトナム国農業農村開発省と国土交通省の間の覚書締結
~治水及び気候変動適応策の分野における協力を推進~
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000110.html
○第8回アジア太平洋地域インフラ担当大臣会合の結果概要
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000109.html
[10月9日(土)公表分]
○第15回危険業務従事者叙勲
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo03_hh_000053.html
【津川大臣政務官会見要旨(平成22年10月7日)】
http://www.mlit.go.jp/report/interview/tsugawaseimukan100930.html
※観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料は、以下の
URLからご覧いただけます。
観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index22.html
運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h22/index.html
◆意見募集
【行政手続法に基づく意見公募(10月8日、9日、12日公表分)】
○自動車運送事業の監査方針、行政処分基準等の改正に関する意見募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155100922&Mode=0
○「地方住宅供給公社法施行規則の一部を改正する省令案」に関する意見の
募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155100709&Mode=0
○発注者支援業務(積算技術業務・工事監督支援業務・技術審査業務)民間競
争入札実施要項(案)に関する意見の募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155100002&Mode=0
○発注者支援業務等(用地補償総合技術業務)民間競争入札実施要項(案)に
関する意見の募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155100317&Mode=0
◆政策クローズアップ
○国土交通省の生物多様性保全に向けた取組 ~環境の創造と継承を目指して~
「自然との共生」をテーマに開催されるCOP10を契機に、国際社会全体
で生物多様性保全に向けた新たな行動が開始されようとしています。
国土交通省は、国民生活や経済活動に関わりの大きい、幅広い行政分野を担
っています。住宅・都市開発や社会基盤の整備においては、自然環境や生態系
に影響を与える可能性がある一方で、地域の自然にプラスになる空間を作るこ
とも可能です。
日本の生物多様性国家戦略では、自然生態系が回復するのに要する時間を踏
まえ、今後100年をかけて国土の生態系を回復することを目標としています。
国土交通省は、社会資本整備を通じた生物多様性の保全に取り組み、自然と
共生する社会の実現を目指します。
◇生物多様性国家政略における国土交通省の行動計画及び具体的施策
1 自然と共生する国土づくりのための法・計画制度
国土の利用や都市計画から個別の開発事業まで、様々なレベルで、各種の
法や計画制度に基づく規制や政策誘導を通じ、自然との共生を図っています。
生物多様性国家戦略では、行動計画の具体的施策の約2割が国土交通省関
連の施策であり、国土づくりや社会資本整備は、生物多様性保全に重要な役
割を担っています。
・国土の整備や保全の基本となるのが『国土形成計画』です。
・農地や森林、宅地など国土の「利用」の将来像を示し、国土の利用に関
して他の計画の基本となるのが『国土利用計画』です。
2 自然再生 ~河川・湿原の生物多様性~
過去に損なわれた生態系その他の自然環境を積極的に取り戻す「自然再生」
の取組を推進しています。
国土交通省では、湿地の再生、蛇行河川の復元、干潟や藻場・サンゴ礁の
保全・再生、樹林地や里山の保全・再生など自然再生に関する取組を地域の
多様な主体の参画を得て進めています。
・多自然川づくり、釧路川自然再生事業
(都市の生物多様性 ~水とみどりのネットワーク~)
・身近な生物生息空間の保全と再生(国営昭和記念公園)
・下水道事業による環境再生、清流の復活
(沿岸・海洋の生物多様性 ~里海の創生~)
・生態系保全に資する港湾事業 ~三河湾における自然再生~
・生物共生型の護岸整備 ~石垣港でのサンゴ成育場の創出~
3 生態系のネットワーク化
生物の生息・生育空間のつながりや適切な配置の確保のため、様々な空間
レベルにおける生態系ネットワーク形成を推進しています。
河川整備や都市計画に際し、生態系ネットワークの形成を位置づけるとと
もに、流域圏など地域的なまとまりにも着目し、社会資本整備とあわせた生
息生育地の保全や再生、生物の移動経路の確保などを進めています。
・エコロジカル・ネットワーク(生態系ネットワーク)の形成
・野生生物の生息環境の保全
4 大規模事業における環境配慮
空港や高速道路など大規模な社会資本整備にあたっては、計画の初期段階
から環境への影響を考慮し、適正な環境配慮を行いながら、より良い環境の
創出を行うなど、開発と環境の両立を図っています。
・中部国際空港の整備とあわせた藻場の創出
・エコロード ~自然に配慮した道~
5 多様な主体の参加と連携 ~環境教育・市民参画~
生物多様性の保全のためには、その重要性を社会に浸透させ、一人ひとり
の主体的な行動を促すことが重要です。
都市部への居住が進む状況において、身近な緑地や水辺、海浜体験など、
自然とのふれあい活動を推進しています。
・地域と協力した流域環境の整備
・市民参画による特別緑地保全地区の指定推進
6 企業の取組
企業活動において生物多様性への配慮に取り組む「ビジネスと生物多様性」
の重要性が高まっています。
住宅や都市開発などによる土地利用の変化は、生物多様性に大きな影響を
与える可能性があることから、担い手である建設不動産業が生物多様性に取
り組むことは、良好な生態系の保全や創出に大きく貢献します。
・都市に生命の緑を育てる(森ビル株式会社)
・「5本の樹」計画から始まる庭づくりによって多様な生物が棲む環境を
創造(積水ハウス株式会社)
7 自然環境の把握
生物多様性の保全のためには、まずその現状を把握し、変化を早い段階で
とらえ、対策を講じていくことが重要です。
国土交通省では、我が国の海洋や河川の環境に係る情報の収集や分析を進
めるとともに、「地球地図」プロジェクト等による地球規模の環境モニタリ
ングに貢献しています。
・日本政府主導による地球地図プロジェクトの推進
・河川に生息する生物に関する基礎情報の収集整理(河川水辺の国勢調査)
8 調査研究・技術開発
生態学的な視点を取り入れ、持続可能な開発や、より良い環境の創造を実
現していくためには、各種調査研究や技術開発が重要です。
国土交通省では、自然共生のための基礎的・応用学的研究や、新たな手法
の政策研究を進めています。
・外来種を導入しない法面緑化技術の開発
・環境価値の高い不動産ストックの形成
9 途上国支援・国際貢献 ~環境保全技術の共有を目指して~
生物多様性の保全と持続可能な利用は、一国の問題ではなく、人類共通の
課題です。
日本の社会資本整備分野における経験や技術を活かし、開発途上国におけ
る生物多様性の保全に貢献するため、国際的プログラムへの積極的な関与や、
技術協力を推進しています。
・世界各国への専門家派遣による下水道関連の技術指導
■国土交通省の生物多様性保全に向けた取組
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_fr_000107.html
■COP10サイドイベントを開催します(港湾局)
http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr6_000005.html
■生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)
日本政府公式ウェブサイト: http://www.cop10.go.jp/
◆お知らせ
○釣りシーズン到来!秋期に事故多発! ~大切な命を自分で守るために~
過去5年間における釣り中(船釣りを除く)の事故者及び死者・行方不明者
数の月別合計を見ると、共にこの季節(10 月、11 月)が非常に多くなってい
ます。「ライフジャケットの常時着用」「防水パック入り携帯電話等の携行」
「海のもしもは118番」を忘れずに、安全に釣りを楽しみましょう。
■海上保安庁ホームページ: http://www.kaiho.mlit.go.jp/
(PDF: http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h22/k20100930/k100930.pdf )