国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成23年8月3日

MLIT mail magazine◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
                          2011/8/3 第697号
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます!
MLITメルマガでは、新着の報道発表資料のほか、皆さまの生活に役立つ
情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
                      
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇MLIT mail magazine

◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
  ・大臣会見要旨(7月29日)
 2東日本大震災における対応状況等
  ・被災住宅補修のための無料診断・相談
   ~被災地専用フリーダイヤル及び現地での無料診断・相談は
    8月31日まで~  他
 3現場レポート
   九州川標(かわしるべ)プロジェクトの取り組み
    ~2010年度グッドデザイン賞を受賞 ~
 4お知らせ
  ・「ふしぎだね この道歩くと ほっとする」 ~道路ふれあい月間~
  ・観光統計を活用した実証分析に関する論文を募集します

◆新着情報[8月3日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○平成23年度公共事業労務費調査に関する関係建設業者団体向け説明会の
 開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo01_hh_000010.html

○平成23年7月新潟・福島豪雨における緊急災害対策派遣隊
 (TEC-FORCE)の派遣
  http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000370.html

○第3回 河川津波対策検討会の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000369.html

○「道路ふれあい月間」における道路愛護団体等の国土交通大臣表彰
  http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000192.html

○第6回既設エレベーター安全性向上WGの開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000254.html

○「被災地における新たなバリアフリー車両の活用・実証事業」を実施
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha01_hh_000025.html

○我が国造船産業のブラジルへの海外市場展開
 (日伯オフショア関連技術ラウンドテーブルの開催)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji01_hh_000122.html

○「日本海側拠点港の形成に関する検討委員会」第5回/第6回/第7回/
  第8回委員会(応募港湾からのプレゼンテーション)を開催します
  http://www.mlit.go.jp/report/press/port04_hh_000033.html

【大畠大臣会見要旨(平成23年7月29日)】
  http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin110729.html 

※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
 は、以下のURLからご覧いただけます。
 国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
 観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
 運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
 海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html


◆東日本大震災における対応状況等
○被災住宅補修のための無料診断・相談
 ~被災地専用フリーダイヤル及び現地での無料診断・相談は8月31日まで~

 被災者に対する住宅の補修・再建相談を3月31日より実施しておりますが、
相談件数が減少してきたことから、仙台市、郡山市及び水戸市に設置している
現地相談窓口を7月30日で閉鎖いたしました。
 「住まいるダイヤル」の被災地専用フリーダイヤルと、現地での無料診断・
相談については、8月31日(水)まで実施する予定です。
 なお、9月以降は、「住まいるダイヤル」ナビダイヤル(0570-016-100)及
び各地の弁護士会において実施されているリフォーム(補修)に関する無料専
門家相談が利用可能ですので、「住まいるダイヤル」ナビダイヤルまでご相談
ください。
 ■被災住宅補修のための無料診断・相談の実施体制
   http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000266.html
 ■「住まいるダイヤル」ホームページ
   http://www.chord.or.jp/
○応急仮設住宅関連情報
 応急仮設住宅の着工・完成状況や入居の募集状況など、各自治体へのリンク
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_kasetu.html

○交通・住まいなど国土交通省の対応状況詳細
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_top.html


◆現場レポート
○九州川標(かわしるべ)プロジェクトの取り組み
  ~2010年度グッドデザイン賞を受賞 ~
         (九州地方整備局河川部)
 九州地方では、平成17年9月の台風14号により宮崎県の大淀川や五ヶ瀬
川流域が浸水し、翌18年7月の九州南部豪雨では鹿児島県の川内川流域が浸
水するなど、甚大な洪水被害が頻発しました。
 これらの災害において、河川の状況等に関する情報が、「すぐに知りたいと
きに情報が入手できない」、「どの情報を見たらよいのか、整理されていない」、
「難しい用語や内容でよく分からない」といった問題提起がありました。
 住民にとって分かりにくいと言われる河川情報のあり方を、いかに分かりや
すく迅速に提供するか、また、提供した情報が住民の避難行動に活かされるた
めは何を改善すべきかといった課題が明らかになりました。

 九州地方整備局では、この重大な課題を解決するために、学識者やマスコミ、
NPO等からなる「九州川標検討会」を平成19年10月に設置して、河川情
報の共有のあり方をテーマに検討を開始しました。同時に現場において具体的
な改善策を実践しながら、約2年半にわたり検討を進めた結果、河川情報の改
善と情報共有を図り、流域住民の安全・安心の向上に繋げる取り組みとして、
「九州川標プロジェクト」立ち上げ、平成21年度より次の8つの取組を推進
しているところです。
[1]河川の水位予測など役に立つ情報を提供すること
[2]危険度レベルで河川の水位を表示すること
[3]ダム等の情報を分かりやすく発信すること
[4]防災勉強会などで基礎情報を普及すること
[5]NPOと連携して防災知識を普及すること
[6]地上デジタルテレビ等を使って情報発信すること
[7]情報モニターである住民が情報を点検すること
[8]わかりやすい「川の標識」に改善すること

 このうちの「川の標識」については、日頃より河川を利用される方々の安全
・安心の向上のために注意喚起や啓発などの標識を設置してきましたが、標識
の意図することが必ずしもに伝わっておらず、標識の内容やデザインなどに問
題があることが判明しました。そこで、河川標識にデザインルールを設定し、
標識の重要度が一目で見分けられて、河川を利用する方々がいざという時に迅
速に行動できるよう改善するとともに、周辺の景観と調和したデザインにする
ことを目指しました。

 河川標識のデザインルールは、次の点に配慮しました。
(1)わかりやすい情報伝達のためにピクトグラム(図記号)を用いる
   どの河川においても、同じ情報は同じピクトグラムを用いることで、利
  用者が共通認識を得ることができるとともに、学習効果も期待できると考
  えました。
(2)情報の重要度に応じて標識に使用する色をルール化する
   標識のメッセージに応じた「赤、黄、緑」の3色を使用色として設定し、
  重要度に違いがあることが明確に伝わるようにしました。
  ・川を利用する際に守らなければならない「禁止事項」は「赤色」の斜線
  にして、重大事故が発生する可能性があることが伝わるよう表現しました。
  ・何らかの危険が発生する可能性があることを呼び掛ける「注意喚起事項」
  は、表示面に「黄色」を用いました。
  ・ゴミの持ち帰りやペットのフンの処理といった「マナーアップ啓発」の
  標識は、表示面を「緑色」にしました。
(3)情報を伝える文章を簡潔にわかりやすくレイアウトする
   情報を伝達するための文章は、見出しや内容を簡潔な文章とし、専門用
  語を使わず子供にもわかる言葉にしました。標識は2つの正方形で構成し、
  上段にピクトグラム、下段に文章を配置しました。

 これらの標識は、大分県日田市を流れる三隈川流域(正式名称は筑後川(上
流)ですが、昔から地域の人々には三隈川の通称で親しまれている)をモデル
地区として整備を行いました。標識を設置した三隅川沿いの散策路のすぐそば
には日田温泉や、春には地元の人々がお花見を楽しむ公園もあり、屋形舟を用
いた鵜飼などの観光資源もあります。

 標識のデザインのルールと三隅川をモデル河川として実践した取り組みは、
(財)日本産業デザイン振興会が振興する「2010年グッドデザイン賞(ま
ちづくり・地域づくり部門)」に入賞しました。
 九州地方整備局の全事務所においては、河川の点検によって確認した約8千
5百の標識について、不必要なものは随時撤去し、また、更新が必要な箇所に
ついては、「川の標識」のデザインルールに沿った標識を設置しています。
 そして、グッドデザイン賞の審査委員より「標識を全国に広めてほしい」と
の評価を頂き、この「九州川標プロジェクト」による川の標識のデザインルー
ルの全国展開の検討を行っているところです。

 ■2010年グッドデザイン賞受賞結果【JIDPO(財)日本産業デザイン振興会】
   http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=36769

 ■わかりやすい河川標識のデザイン(九州地方整備局筑後川河川事務所)
   http://www.qsr.mlit.go.jp/chikugo/old/kisha/22/221111.pdf

 ■川の防災「災害にそなえた心構え、災害の時の注意点」
   http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/bosai/index.html


◆お知らせ
○「ふしぎだね この道歩くと ほっとする」~8月は「道路ふれあい月間」~
 道路は、国民の日常生活や経済活動に欠くことのできない基本的な社会資本
です。8月10日を「道の日※」と制定し、8月1日~31日の期間を「道路ふれあ
い月間」として、国民の皆さんが道路とふれあい、道路の役割や重要性を再認
識してもらい、道路をいつくしむという道路愛護活動の推進と、道路を常に広
く、美しく、安全に利用する気運を高めることを目的に、各種運動を実施して
います。
・道路愛護活動
  各道路管理者による地域住民と協調した道路清掃、植樹帯の整備、放置自
  転車や立看板等の不法占用物件の撤去
・広報活動
  広報誌・マスコミを活用したPR、道路災害パネル展示など
・実地見学
  小学生の参加する道路工事現場・道路施設の見学会、パトロールカーの体
  験乗車など
 ■平成23年度「道路ふれあい月間」の実施
   http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001328.html
 ■平成23年度「道路ふれあい月間」推進標語 入選作品決定
   http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000181.html
※「道の日」は、大正9年8月10日にわが国で最初の道路整備についての長期計
 画である第1次道路改良計画が実施されたことから、昭和61年度に制定され
 ました。

○観光統計を活用した実証分析に関する論文を募集します
 観光庁では、次世代を担う観光政策の研究者・実務者の研究を奨励するとと
もに、観光統計の積極的な活用の促進を目的として、観光統計を活用した観光
旅行に関する市場・産業分析や消費行動分析、観光振興施策の効果分析等に関
する「観光統計を活用した実証分析に関する論文」を募集しています。
 ■観光庁ホームページ(報道発表資料)
   http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000107.html

ページの先頭に戻る