4.6.1.1.1 交通(広場)モデル(LOD0)の概要

交通(広場)モデル(LOD0)では、広場の形状を線により表現する。広場の形状の線は、ネットワーク又は道路縁及び車道の界線のいずれかとする。

標準製品仕様書は、原則として交通(広場)モデル(LOD0)はネットワークを採用する。ただし、数値地形図との互換性を保つために、道路縁及び車道の界線を選択できる。道路縁及び車道の界線を採用する場合、公共測量標準図式に従う。

なお、交通(広場)モデル(LOD0)のうち、駅前広場及び交通広場は、交通(道路)モデル(LOD0)で表現される地物の集まりとして構成される。

交通(広場)モデル(LOD0)の取得イメージを4-251に示す。

4-251 — 交通(広場)モデル(LOD0)の取得イメージ

LOD0

取得例

駅前広場
駅前広場

説明

広場内において、車道の両側(歩道、安全地帯及び分離帯)から等距離の点をつなぐ線分を、広場の中心線とする。
車道が交差又は分岐する場所で中心線を区切る。
広場内の中心線は連続でなければならず、また、その端点は広場が接続する道路の中心線までとする。

駅前広場は道路縁、歩道、分離帯等の地物の集まりで構成されるため、交通(道路)モデル(LOD0)によって表現される。

LOD0

取得例

自動車ターミナル
自動車ターミナル

説明

広場内において、車道の両側(庭園路、歩道、安全地帯及び分離帯)から等距離の点をつなぐ線分を、広場の中心線とする。
車道が交差又は分岐する場所で中心線を区切る。
広場内の中心線は連続でなければならず、また、その端点は広場に接続する道路の中心線までとする。

庭園路、歩道、安全地帯、分離帯の境界を取得する。

LOD0

取得例

交通広場
交通広場

説明

車道の両側(歩道、安全地帯及び分離帯)から等距離の点をつなぐ線分を、広場の中心線とする。
車道が交差又は分岐する場所で中心線を区切る。
広場内の中心線は連続でなければならず、また、その端点は広場に接続する道路の中心線上まで伸ばす。

交通広場は道路縁、歩道、分離帯等の地物の集まりで構成されるため、交通(道路)(LOD0)モデルによって表現される。