2.2 標準製品仕様書との比較

3D都市モデルに必要な情報を整理し、標準製品仕様書に定義された地物型等と比較する。これにより、拡張製品仕様書に含むべき地物型等(作成すべき地理空間データの範囲)を明らかにする。

  • 【手順】

  • 手順1.3D都市モデルのユースケースに基づき、必要となる情報を、地物型等として整理する。

    • 地物属性の型は、標準製品仕様書「4.3.1基本データ型」に示す地物属性の型を参考にする。

  • 手順2.手順1.の整理結果と、標準製品仕様書に定義された地物型等とを比較する。

    • 比較に際しては、標準製品仕様書の地物型等一覧(A.3.1)を用いる。

    • 地物型、地物属性、地物関連のそれぞれについて比較する。

    • 地物属性の型や地物関連の相手先となる地物型等が合致するか否かも比較する。

  • 手順3.必要な地物型等が、標準製品仕様書に網羅されている場合は、3D都市モデルの整備には標準製品仕様書を使用する。

    • 標準製品仕様書の使用は、2.3に示す手順に従う。

  • 手順4.必要な地物型等が、標準製品仕様書では不足する場合は、標準製品仕様書を拡張する。

    • 拡張製品仕様書への追加は、2.4に示す手順に従う。

2-3 — 留意事項1: 拡張製品仕様書に含めることが望ましい地物型等について

ID

/att/decision/1

主題

標準作業手順

分類

要件分類1: 拡張製品仕様書作成時の留意事項

条文

拡張製品仕様書に含めることが望ましい地物型

  • 「拡張製品仕様書に含めることが望ましい地物型とLODの組み合わせ」(2-1)として「基本セット」に含まれる「建築物」、「道路」、「都市計画決定情報」、「土地利用」、「災害リスク」及び「地形」の各地物型は、ユースケースの利用有無によらず、3D都市モデルに含むことが望ましい。

  • これらの地物型に定義された地物属性のうち、主題属性(名称や種類、面積など、図形以外の属性)について、拡張製品仕様書に含むことが望ましい主題属性を「附属書A拡張製品仕様のための様式」の「取得項目一覧」に示す。

  • 拡張製品仕様書に含むべき地物型等の選定においては、「取得項目一覧」を参考にすること。