4.1 概要
製品仕様に基づく3D都市モデルの整備に必要となる原典資料を収集する。これには大きく、「既存資料の収集」及び「新規データの取得」がある(図4-1)。「既存資料の収集」とは、都市計画基本図のような地物の空間属性(位置や形状)の情報が含まれるものや、都市計画基礎調査のような地物型の主題属性が含まれる資料を収集することである。「新規データの取得」は、既存資料が存在しない場合や、既存資料は存在しているが、想定しているユースケースに対して「時点が古い」、「位置が不正確である」等、要求する品質を満たさず使用できない場合に、調査や測量を実施し、新たに都市オブジェクトを取得することをいう。
本章では、拡張製品仕様書に基づき3D都市モデルを整備する際に必要となる原典資料の収集手順、また、これについての留意事項を述べる。
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対象の種類 | 標準作業手順 |
説明 | 3D都市モデル整備のための原典資料収集手順と留意事項 |
規定 | 留意事項18: 仕様確認とデータ整合性確認 |