5.2.1.2 LOD2のgml:Solidの作成

LOD2では、都市オブジェクトの特徴的な外観が再現される。LOD2として再現すべき都市オブジェクトの形状は、地物型によって異なる。附属書Cから附属書Uに示すLOD2の定義に従うこと。

  • 【手順】

  • 手順1.都市オブジェクトの外観を構成する各面を取得する。
    LOD2は、建築物の屋根形状のように、都市オブジェクトの上面の形状を詳細化することが基本となる。
    LOD2に要求される位置正確度を満たす場合には、LOD0やLOD1の幾何オブジェクトを加工し、LOD2の幾何オブジェクトを作成できる。

  • 手順2.手順1.で作成した各面を境界とする立体を作成する。

  • 手順3.品質評価を実施する。

5-3 — LOD2の建築物の例

LOD2の立体を作成する場合、立体を構成する境界面がより詳細な地物型(部品)として定義される場合がある。例えば、建築物(bldg:Building)の場合は、その境界面となる屋根面(bldg:RoofSurface)や外壁面(bldg:WallSurface)が該当する(5-3)。このような場合には、取得した各面を該当する都市オブジェクトに分類する必要がある。

標準製品仕様では、原則としてLOD2.0を採用するが、ユースケースに応じて、LOD2.1やLOD2.2等の詳細なLODを選択できる。