5.2.1.3 LOD3のgml:Solidの作成
LOD3では、LOD2よりもさらに詳細に都市オブジェクトの詳細な外観が再現される。LOD3として再現すべき都市オブジェクトの形状は、地物型によって異なる。附属書Cから附属書Uに示すLOD3の定義に従うこと。
【手順】
手順1.都市オブジェクトの外観を構成する各面を取得する。
LOD3は、建築物の壁面のように、都市オブジェクトの側面の形状を詳細化することが基本となる。
LOD3に要求される位置正確度を満たす場合には、LOD2の幾何オブジェクトを加工し、LOD3の幾何オブジェクトを作成できる。手順2.手順1.で作成した各面を境界とする立体を作成する。
手順3.品質評価を実施する。
LOD3の立体を作成する場合、立体を構成する境界面がより詳細な地物型(部品)として定義される場合がある。例えば、建築物(bldg:Building)の境界面となる屋根面(bldg:RoofSurface)や外壁面(bldg:WallSurface)には、LOD3では窓(bldg:Window)や扉(bldg:Door)を追加できる(図5-4)。このような場合には、取得した各面を該当する都市オブジェクトに分類する必要がある。
LOD3は、都市オブジェクトの外観を記述する最も詳細なLODである。標準製品仕様では、原則としてLOD3.0を採用するが、ユースケースに応じて、LOD3.1やLOD3.2等の詳細なLODを選択できる。