6.4.1.1 成果品に含めるべきファイル
3D都市モデル整備の成果品として含むべき内容を表6-11に示す。成果品には、全ての地物型や属性が含まれた市町村提出用の3D都市モデル成果品と、これを必要に応じて加工したオープンデータ用の3D都市モデル成果品を含む。
それぞれの成果品には、3D都市モデル、コードリスト、メタデータ、XML Schema、索引図及び拡張製品仕様を含む。
成果品 | 数量 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|
地方公共団体用3D都市モデル成果品 | |||
3D都市モデル | 1 | 式 | 建築物等のモデルごとにサブフォルダに分割された圧縮ファイル。 |
コードリスト | 1 | 式 | 3D都市モデルが参照するコードリスト。 |
メタデータ | 1 | 式 | 3D都市モデルのメタデータ一式。 |
XMLSchema | 1 | 式 | i-UR3.2のXMLSchemaファイル。3D都市モデルは相対パスによりこのXMLSchemaを参照する。 |
索引図 | 1 | 式 | メッシュ単位に分割された3D都市モデルの各ファイルの対象範囲を示す索引図。 |
拡張製品仕様書 | 1 | 式 | 構築した3D都市モデルのデータ製品仕様書。標準製品仕様書を拡張せずに採用した場合においても、個々のデータ製品の名称や日付等を記入した製品仕様書を(拡張製品仕様書)を付する。 |
オープンデータ用3D都市モデル成果品 | |||
3D都市モデルオープンデータ | 1 | 式 | オープンデータ化可能な項目のみ抽出または加工した3D都市モデル。 |
コードリスト | 1 | 式 | 3D都市モデルが参照するコードリスト。 |
メタデータ(オープンデータ用) | 1 | 式 | オープンデータ用に抽出・加工した3D都市モデルのメタデータ一式。特定の地物型に対して個別にメタデータを作成した場合には、その全てを含む。 |
XMLSchema | 1 | 式 | i-UR3.2のXMLSchemaファイル。3D都市モデルは相対パスによりこのXMLSchemaを参照する。 |
索引図(オープンデータ) | 1 | 式 | メッシュ単位に分割された3D都市モデルの各ファイルの対象範囲を示す索引図。 |
拡張製品仕様書(オープンデータ用) | 1 | 式 | オープンデータ用に抽出・加工した3D都市モデルの拡張製品仕様書。 |
また、建築物等の地物型のテクスチャとして使用する画像が存在する場合には、それぞれの成果品に対して、表6-12に示す画像を含めて格納する。
成果品 | 数量 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|
地方公共団体用3D都市モデル成果品 | |||
テクスチャ用画像 | 1 | 式 | Appearanceモジュールを使用して地物に付与されるテクスチャ画像。 |
オープンデータ用3D都市モデル成果品 | |||
テクスチャ用画像(オープンデータ用) | 1 | 式 | Appearanceモジュールを使用して地物に付与されるテクスチャ画像。 |
なお、整備対象都市(基礎自治体である市区町村を単位とする)において3D都市モデルが存在しており、その一部更新に該当する場合には、更新部分も含めて最大範囲のデータに統合し、一式とする。
作成したデータ製品(3D都市モデル)やメタデータ等、表6-11及び表6-12に示す成果品を、以下の手順により取りまとめる。
【手順】
手順1.3D都市モデル及びオープンデータが、製品仕様に指定されたファイル単位に分割されていることを確認する。ファイル単位は6.4.2を参照すること。
手順2.3D都市モデル及びオープンデータ、各メタデータ、また、データ製品の製品仕様の各ファイルについて、指定されたファイル形式になっていることを確認する。ファイル形式は6.4.3を参照すること。
手順3.3D都市モデル及びオープンデータ、各メタデータ、また、データ製品の製品仕様の各ファイルについて、指定されたファイル命名規則に従ったファイル名称になっていることを確認する。ファイル名称は、6.4.4を参照すること。
手順4.データ格納媒体に、3D都市モデル及びオープンデータ、各メタデータ、また、データ製品の製品仕様の各ファイルを指定された階層構造で格納する。フォルダ名称及びフォルダ構成は、6.4.5を参照すること。
手順5.3D都市モデル及びオープンデータに含まれるメッシュコード及びその位置を対応付けた索引図を作成する。索引図は、成果品のルートフォルダ直下に格納する。