M.10.1.3.2 作業手順(トンネル、カルバート、シェッド、シェルター)
トンネルモデル(LOD1)を高さの変化点で区切る。
トンネルの場合は、縦断面図の各測点毎で立体を区切る。カルバート、シェッド及びシェルターの場合は、一般図又は航空測量成果(航空写真、航空レーザ点群)から上下面の高さの変化点を特定し、立体を区切る。図M-17 — 縦断図の例 [出典:[20]]
a)で区切った立体の頂点の高さを区切り位置の高さに変更する。
トンネルの場合は、縦断面図から各測点毎のトンネル底面の高さを取得し、区切り位置の底面高さとする。カルバート、シェッド及びシェルターの場合は、 一般図又は航空測量成果(航空写真、航空レーザ点群)から区切り位置の上下面の高さを取得し、区切り位置の頂点の高さをその高さに変更する。図M-18 — トンネル底面高さを反映後の側面イメージ 地質平面・縦断図から各測点間の設計パターン(断面形状)を特定する。
設計パターンには適用するトンネル標準断面図が記載されている。カルバート、シェッド及びシェルターの場合は、この工程は不要である。図M-19 — 地質平面・縦断図の例 [出典:[20]]
b)で高さを変更したモデルに対し、各測点に適用されるトンネル標準断面図から断面形状を再現する。カルバート、シェッド及びシェルターの場合は、この工程は不要である。
d)の立体の境界面をRoofSurface、WallSurface、GroundSurfaceに区分する。ただし、RoofSurface及びGroundSurfaceがWallSurfaceと区別できない場合は、全てWallSurfaceとして区分する。
図M-20 — 断面形状を再現した後の側面イメージ
トンネルモデル(LOD2)の作成例を図M-21及び図M-22に示す。
LOD2で再現する坑門の形状は上面のみであり、トンネルと一体として作成する。また、トンネルの開口部は境界面を分けない。