P.6.1.1.2 作業手順
1)地下埋設物(管路)モデル(LOD0)の作成
原典資料から中心線を取得する。
原典資料から管路の中心線又は外周を取得し、地下埋設物(管路)モデル(LOD0)とする。高さは0とする。
地下埋設物(管路)モデル(LOD0)は、既存の2次元データの利用を前提とした区分であり、原典資料の取得方法に従うことを基本とする。原典資料によっては、複数の管路がまとまって一本のラインとして記載されている場合がある。また、管路の外径や管路が格納されているトラフの大きさによって、ラインとポリゴンが混在して記載されている場合もある。そのため、地下埋設物(管路)モデル(LOD0)では埋設管ごとの取得基準に従うことを基本とする。
ただし、ネットワークのノード(バルブ、マンホール等)において管路が区切られていない場合は、ノードの位置で管路の中心線又は外周を示すデータを区切る。図P-8 — 地下埋設物(管路)モデル(LOD0)の取得イメージ 図P-9 — 地下埋設物(管路)モデル(LOD0)の作成例(埋設年で色分け表示)
2)地下埋設物(マンホール)モデル(LOD0)の作成
マンホールの中心位置(点)を取得する。
原典資料からマンホール及びハンドホールの中心位置(点)を取得し、地下埋設物(マンホール)モデル(LOD0)とする( 図P-10)。原典資料において、マンホール及びハンドホールが真形により表現されている場合は、蓋の中心位置を取得する。高さは0とする。図P-10 — 地下埋設物(マンホール)モデル(LOD0)の取得イメージ
3)地下埋設物(制御設備)モデル(LOD0)の作成
バルブ等の設備の中心位置(点)を取得する。
原典資料からバルブ等の制御設備の中心位置を取得し、地下埋設物(制御設備)モデル(LOD0)とする( 図P-11)。なお、制御設備の外周やシンボルから作成する場合は、図形から読み取れる制御設備の中心位置を取得する。高さは0とする。図P-11 — 地下埋設物(制御設備)モデル(LOD0)の取得イメージ