P.6.1.4.2 作業手順

1)地下埋設物(管路)モデル(LOD3)の作成

  1. 管路の外径又は垂直断面の形状を取得する。
    地下埋設物(管路)モデル(LOD2)や原典資料から管路の外径又は垂直断面の形状を取得する( P-36)。

  2. 地下埋設物(管路)モデル(LOD3)を作成する。
    管路の単位ごとにa)の管路外径又は垂直断面の形状を地下埋設物(管路)モデル(LOD2)作成時に取得した3次元の中心線に沿って変化させた立体モデルを地下埋設物(管路)モデル(LOD3)とする( P-37及びP-38)。
    トラフ等の構造物は地下埋設物(管路)モデル(LOD2)と同じ形状となる。

    P-36 — 管路の外径作成例
    P-37 — 円形管以外の管路又はトラフ等の構造物の地下埋設物(管路)モデル(LOD3)作成例
P-38 — 地下埋設物(管路)モデル(LOD3)の取得イメージ

地下埋設物(管路)モデル(LOD3)の作成例をP-39に示す。

P-39 — 地下埋設物(管路)モデル(LOD3)の作成例

地下埋設物(管路)モデル(LOD2)と地下埋設物(管路)モデル(LOD3)との比較をP-40に示す。地下埋設物(管路)モデル(LOD3)では、対象となる地下埋設物の外形を表現している。地下埋設物(管路)モデル(LOD2)は、地下埋設物を包含する矩形に地下埋設物の底面から一定の高さで立ち上げた立体として表現している。

P-40 — 地下埋設物モデル(LOD2)と地下埋設物(LOD3)との比較

2)地下埋設物(マンホール)モデル(LOD3)の作成

  1. マンホールの垂直方向の縦横断形状を取得する。
    断面図等の原典資料からマンホール及びハンドホールの垂直方向の縦横断形状を取得し、地下埋設物(マンホール)モデル(LOD3)とする( P-41)。

    P-41 — 地下埋設物(マンホール)モデル(LOD3)の取得イメージ

地下埋設物(マンホール)モデル(LOD3)の作成例をP-42に示す。

P-42 — 地下埋設物(マンホール)モデル(LOD3)の作成例

3)地下埋設物(制御設備)モデル(LOD3)の作成

  1. バルブ等の制御設備の垂直方向の縦横断形状を取得する。
    制御設備の単位ごとに平面図や断面図等の原典資料からバルブ等の制御設備の垂直方向の縦横断形状を取得し、地下埋設物(制御設備)モデル(LOD3)とする。地下埋設物(制御設備)モデル(LOD3)は、直方体、円柱を組み合わせた形状( P-43)とし、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるように簡略化を行う。簡略化した形状は立体ではなく、面の集まりとして作成する。

    P-43 — 地下埋設物(制御設備)モデル(LOD3)の取得イメージ

地下埋設物(制御設備)モデル(LOD3)の作成例をP-44に示す。

P-44 — 地下埋設物(制御設備)モデル(LOD3)の作成例