II.公共交通機関(路面電車)の通行空間の明確化

 これまでは、路面電車の通行空間は、道路の構造として明確な位置づけがなかったため、狭隘な幅の中に自動車と路面電車が共存し、双方の通行に支障が生じたり、路面電車の停留場(電停)で待機している歩行者と自動車が接触する恐れがあるなど、十分に安全な道路空間とは言えない場合がありました。
 今後は、自動車の通行空間(車道)とは別に、路面電車の通行空間を道路の構造として位置づけるとともに、路面電車の停留場に交通島*1)を設けることにより、路面電車が通行する道路においても、より安全な道路空間を確保することとします。

【用語の解説】
*1)交通島:縁石やさくなどにより車道と区分された島状の施設。

【イメージ写真】
狭隘な空間における自動車と路面電車及び電停が車道にあって、乗降者の危険が大きい写真

路面電車の通行空間を考慮した道路空間


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