令和3年6月29日
国土交通省大臣官房官庁営繕部では、木造公共建築物の整備促進と品質確保に資することを目的に、令和元年度・2年度において、木造建築物の施工管理・工事監理等に関する調査を実施し、留意事項集として取りまとめを行いました。
○ 発注者が、木資材調達にかかる制約条件への配慮が足りず、十分な工期を確保されないまま工事を発注すること、また、主に建築一式工事を実施している受注者が、木造特有のノウハウ等を持たず、材料検査の方法・ロット・タイミング、施工精度の確認体制等必要な検討がなされないまま施工計画を作成してしまうようなことから、木造建築工事品質の低下、建設コストへの影響等が発生することが懸念されます。
○ さらに、中大規模木造・混構造の増加等に伴い、近年の木造の施工技術は多様化・複雑化していますが、このような施工に関する情報は、専門工事業者のみに限られたものとして扱われる傾向があり、わかりやすく体系化された公表資料が少ないことは、品質確保を図る上での課題の一つとなっています。
○ そこで、木造公共建築物の整備促進と品質確保等に資することを目的に、施工管理・工事監理等に関する調査を令和元年から2か年かけて実施し、得られた成果を留意事項集として取りまとめました。
○ これらの調査・検討は、「官庁施設における木造建築物の施工管理・工事監理の調査に関する検討会」(座長:東洋大学理工学部建築学科 浦江真人 教授)を設置し、有識者によりご意見を伺いながら実施しました。
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。