報道・広報

最新のバリアフリー設備を備えた旅客船が続々就航中!
~旅客船のバリアフリー化の優良事例を公表~

平成29年3月31日

 

 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機として、障害のある方や高齢者の方も移動しやすく、快適に過ごせる交通インフラの整備が求められております。
 旅客船分野においても、近年、複数のエリアに触知案内板の設置や食堂のテーブルへの車椅子固定用具の設置、シャワー設備を搭載した多機能トイレの設置等、車椅子を利用する方をはじめ障害のある方にも配慮した旅客船が続々と就航してきております。
 今般、このような設備を備えた旅客船を広く普及させ、一層のバリアフリー化を実現するため、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」(平成29年2月20日決定)を踏まえ、旅客船事業者のバリアフリー化の取組事例を収集し、20事例を優良事例としてとりまとめましたので、公表いたします。
 
○ユニバーサルデザイン2020行動計画について
 今般、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた「ユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議」が行われ、政府全体で公共施設・交通インフラを整備し、ユニバーサルデザイン化に向けた取組を行うこととしています。
 同会議において、本年2月20日にとりまとめられた「ユニバーサルデザイン2020行動計画」においては、旅客船について、「旅客船全体のバリアフリー化を推進するため、平成28年度中にバリアフリー優良事例を収集し周知する」こと等が盛り込まれています。

○旅客船のバリアフリー化の現状について
   移動等円滑化の促進に関する基本方針(平成23年3月31日 国家公安委員会、総務省、国土交通省告示第1号)に基づき、旅客船については、2020年度末までに旅客船全体の50%をバリアフリー化する目標が立てられておりますが、その達成状況は、現在のところ、36.6%(平成27年度末時点)となっております。
  このような状況の中、旅客船全体の一層のバリアフリー化を促進するため、今般とりまとめた優良事例を事業者に公表し、バリアフリー化への検討を促して参ります
 
○旅客船におけるバリアフリー化の優良事例については、別添資料をご参照ください。

 <主な優良事例>
 
  事業者名   船名(就航年)   主な取組事例
 羽幌沿海フェリ-(株)  さんらいなぁ2(2013)  乗下船時の出入口の幅を広く(100cm)確保し、出入口付近に点字ブロックを設置。
 JR西日本宮島フェリ-(株)  みやじま丸(2006)/ななうら丸(2016)  バリアフリー客席付近に、車椅子スペースを複数設置。
 (株)名門大洋フェリ-  フェリ-おおさか2)(2015)
 フェリ-きたきゅうしゅう2)(2015)
 シャワー設備を搭載した多機能トイレを設置。
 川崎近海汽船(株)  シルバープリンセス(2012)
 シルバーエイト(2013)
 食堂のテーブルに車椅子固定用具を設置。
 阪九フェリー(株)  いずみ(2015)/ひびき(2015)  複数のエリアに運航情報提供設備・触知案内板を設置。

※ 本資料については、国土交通省海事局のホームページにおいても掲載しております。(http://www.mlit.go.jp/maritime/170330baria.html

 

お問い合わせ先

国土交通省海事局内航課 田邊、渡邉
TEL:03-5253-8111 (内線43-452、43-453) 直通 03-5253-8625

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