報道・広報

シップリサイクル国際セミナーをロンドンにて開催します
-持続可能なシップリサイクルを目指して-

平成28年1月27日

国土交通省は2月3日、国際海事機関(IMO)の協力のもと、シップリサイクル国際セミナー「持続可能なシップリサイクルを目指して」を英国ロンドンにて開催します。セミナーでは、諸外国のシップリサイクル(船舶の解体)施設の改善促進及びシップリサイクル条約の早期発効を目指して、我が国が国際的な議論をリードします。
 
 シップリサイクルは、南アジア(インド、バングラデシュ等)を中心に実施されていますが、解体時の労働者の死傷事故や環境汚染等が国際的に問題視されてきました。世界最大のシップリサイクル国であるインドについては、一昨年及び昨年の日印首脳会談において日本に対してのシップリサイクル施設の改善について協力が求められました。こうした中、インドの一部の施設では改善が進み、昨年、一般財団法人日本海事協会は4つのシップリサイクル施設について、南アジアの施設としては世界で初めて、シップリサイクル条約に適合していることを認証しました。この取り組みは、南アジアにおけるシップリサイクル施設改善のモデルケースとして国際的に注目を集めています。さらに、バングラデシュやパキスタンにおいても、IMO等の国連機関の協力によりシップリサイクル施設の改善事業が進められています。
 このように、国際的にシップリサイクル施設の改善機運が高まっていることを背景として、この度、国土交通省は、シップリサイクルに関する国際セミナーを開催いたします。なお、国土交通省からは、加藤光一大臣官房技術審議官(海事局担当)が出席いたします。
 セミナーの詳細については、下記のとおりです。また、セミナー用の国土交通省ホームページ(英文)(http://www.mlit.go.jp/en/maritime/maritime_fr5_000002.html)により詳細な情報を掲載しておりますので、ご参照ください。

*2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約
 

 
1.日時: 平成28年2月3日(水)9:45~18:15

2.場所: 英国ロンドン、St. Ermin’s Hotel (Caxton Street, London SW1H 0QW, UK)

3.テーマ: 持続可能なシップリサイクルを目指して

4.議題: 各議題において、プレゼンテーション及びパネルディスカッションを実施
  (1) シップリサイクルの改善方法(優良事例の共有)
  (2) 各国のシップリサイクル政策
  (3) 持続可能なシップリサイクルを目指して(関係者の果たすべき役割)

5.参加予定者: 合計70名程度
  ・政府(日本、バングラデシュ、ノルウェー、ベルギー、フランスなど)
  ・国連機関(IMO、バーゼル・ロッテルダム・ストックホルム条約事務局)
  ・船級協会(NK、LR、DNV-GLなど)
  ・船主(日本船主協会、ICS、海運会社など)
  ・労働組合(インダストリオール、基幹労連)
  ・環境NGO
  ・報道機関
  ・現地日系企業 など


*セミナーの取材、セミナー終了後(18時20分目処)のぶら下がり取材については、事前に登録をお願いいたします。希望される方は、1月29日(金)18時までに下記問い合わせ先までご連絡ください。
 

お問い合わせ先

国土交通省 海事局 船舶産業課 井田、池田
TEL:03-5253-8111 (内線43-653、43-656) 直通 03-5253-8634 FAX:03-5253-1644

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