報道・広報

アンモニア燃料船の社会実装に向けた新たな技術開発テーマに挑みます
~GI 基金により安全・環境性能を向上する技術開発を支援~

令和6年3月7日

 グリーンイノベーション基金における「次世代船舶の開発」プロジェクトのうち、「アンモニア燃料船の開発」に係る追加研究開発について、2つの具体的な研究開発テーマ及び実施者が決定されました。

1. 背景・趣旨
 2050 年カーボンニュートラル目標に向けて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成されたグリーンイノベーション基金(GI 基金)における「次世代船舶の開発」プロジェクトについては、国土交通省にて策定した「研究開発・社会実装計画」に基づき、2021 年から水素やアンモニア等の代替燃料船に関する研究開発が進められています。
 そのうちの「アンモニア燃料船の開発」について、より高い安全・環境性能目標を達成するため、当省では研究開発・社会実装計画の改定を行い、それに伴って、今般NEDO では、追加で新たに[1]船舶用アンモニア燃料エンジンの排ガス中の亜酸化窒素(N2O)を除去するための機器の開発及び[2]アンモニアの漏えい対策のための機器(計測・検知・回収)の開発の2つのテーマについて研究開発の公募を行い、下記実施者を選定しました。
 これらの研究開発により、アンモニア燃料船の社会実装に向けて、より高い安全・環境性能を実現し、海事産業における我が国の国際競争力強化につなげて参ります。

2. 研究開発テーマ及び実施者 ※各テーマの概要は別紙のとおり
[1] 船舶用アンモニア燃料エンジンの排ガス中の亜酸化窒素(N2O)を除去するための機器の開発
 ⇒「アンモニア燃料船搭載のN2O リアクタ開発」
 (日立造船株式会社、日本郵船株式会社)
[2] アンモニアの漏えい対策のための機器(計測・検知・回収)の開発
 ⇒「アンモニア燃料船サプライチェーン構築における周辺機器開発」
 (伊藤忠商事株式会社、富士電機株式会社)

<関連リンク>
・「次世代船舶の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画
  https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk7_000041.html
・「グリーンイノベーション基金事業「次世代船舶の開発」で新たなテーマに着手」(NEDO ニュースリリース)
  https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101727.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 堀内、小林
TEL:03-5253-8111 (内線43-924、43-933) 直通 03-5253-8636
NEDO新領域・ムーンショット部 清田、宮嶋
TEL:(03)5253-8111  直通 044-520-5240

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