報道・広報

「球磨川水系河川整備基本方針」の変更について
~気候変動の影響による降雨量の増大を考慮し、流域治水の観点も踏まえた見直し~

令和3年12月17日

 近年の水災害の頻発に加え、今後、気候変動の影響により更に激甚化するとの予測を踏まえ、治水計画を「過去の降雨実績に基づくもの」から「気候変動の影響を考慮したもの」へと見直し、抜本的な治水対策を推進することとしています。
 令和2年7月豪雨で大きな被害が発生した球磨川水系の河川整備基本方針について、気候変動の影響による将来の降雨量の増大を考慮するとともに、流域治水の観点も踏まえたものに見直しを行いました。

○球磨川水系では、河川整備基本方針で定めた基本高水のピーク流量を上回る洪水が発生したことを踏まえ、見直しを行いました。
 ※河川の整備の基本となる洪水
○この見直しでは、将来における気候変動の影響による降雨量の増大(1.1倍)を踏まえ、基本高水を設定しています。

  • 設定した洪水による氾濫を防ぐことに加え、令和2年7月豪雨と同規模の洪水を含む想定し得る最大規模までのあらゆる洪水に対し、氾濫被害をできるだけ軽減するよう河川等の整備を図ることとしています。
  • さらに、集水域と氾濫域を含む流域全体のあらゆる関係者が協働して行う総合的かつ多層的な治水対策である「流域治水」を推進するため、関係者の合意形成を促進する取組の実施や、自治体等が実施する取組の支援を行うこととしています。
  • また、河川等の整備にあたっては、地域の宝である清流を積極的に保全する観点から、環境への影響を最小化することを目指して取り組むこととしています。
○見直した基本方針に基づいて河川整備の一層の加速化を図るとともに、あらゆる関係者との協働による流域治水の対策を強化し、安全・安心な地域づくりに取り組んでいきます。
○今後、他の一級水系についても河川整備基本方針の見直しを速やかに行ってまいります。


<関係資料の掲載先について(国土交通省ウェブページ)>
 ・「球磨川水系河川整備基本方針」の本文
  http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/about.html
 ・社会資本整備審議会での審議経過
  https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kihonhoushin/index.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式:125KB)PDF形式

別紙(PDF形式:702KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課 河川計画調整室 課長補佐  檜森 裕司
TEL:03(5253)8111(代表) (内線35372) 直通 03(5253)8445 FAX:03(5253)1602
国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課 河川計画調整室 係長  石田 卓也
TEL:03(5253)8111(代表) (内線35376) 直通 03(5253)8445 FAX:03(5253)1602

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