平成29年12月20日
国土交通省では、中小河川における水位観測網の充実を図るため、革新的河川管理プロジェクト(第1 弾)として、民間企業12 チームと「洪水時に特化した低コストな水位計」の開発を進めてまいりました。【資料1】
各チームの機器について、今台風期の洪水による試験計測により性能等が確認できたことから、同プロジェクトによる機器開発を完了します。
今後、「中小河川緊急治水対策プロジェクト」に基づき、開発した水位計の設置を促進することにより、中小河川においても洪水時の避難判断の目安となる、リアルタイムでの水位状況の把握が可能となります。
○ 洪水時に特化した低コストな水位計の開発においては、最新の科学技術を活用して、機器の小型化や電源及び通信機器等のコストの低減を実現し、今台風期より、国が管理する鶴見川水系鳥山川で試験計測を実施してまいりました。
○ 今般、開発した機器について、試験計測で得られたデータ※を基に水位計測の性能(計測間隔、水位変化の追従性、データ伝送)を確認し、公募時の技術仕様への適合状況と合わせてとりまとめました。【資料2】
※ 試験計測結果等:http://www.mlit.go.jp/river/gijutsu/inovative_project/project1.html
○ 12 チームの開発機器のうち、6 チームの機器については、本プロジェクトにおける計測性能を確認しました。残り6 チームの機器は、各チームによる試験計測が継続されます。
○ 国土交通省では、「中小河川緊急治水対策プロジェクト」として、平成32 年度を目途に、人家や重要な施設の浸水の危険性が高く、的確な避難判断のための水位観測が必要な約5,800 箇所を対象に水位計の設置を推進することとしています。【資料3】
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