報道・広報

港湾工事の設計段階からの新技術導入のための“技術カタログ”策定に向けた技術情報の募集開始
~“全国的に共通する現場ニーズ”を公表し、対応する技術情報を募集対象に~

令和5年11月29日

 令和5年11月13日に設置・開催した「第1回港湾工事における設計段階からの新技術導入促進委員会」でのご意見等も踏まえ、設計段階からの新技術の更なる導入促進に向けた環境整備として、今般、「全国的に共通する現場ニーズ」を公表するとともに、これらの現場ニーズに対応する技術情報に関し、民間企業等への募集を開始します。
 応募いただ技術情報については、今後、書面およびヒアリングによる確認を行った上で、今年度中に“技術カタログ”として集約・公表する予定です。
 策定予定の“技術カタログ”は、設計段階の関係者(地方整備局等の発注者、設計コンサルタント等)における新技術導入に向けた共通資料として、また、新技術の開発者側(施工企業等における技術開発テーマの選定の際基礎情報として、活用されることを期待しています。

【1.全国的に共通する現場ニーズの公表】・・[別紙1]
・港湾工事における設計段階からの新技術の更なる導入促進を図る観点から、今般、地方整備局等における全国的に共通する現場ニーズとして下記2つのニーズを公表いたします。
[1]桟橋上部工の施工作業効率化
桟橋上部工の施工では従来、RC(鉄筋コンクリート)の現場打設が行われてきたが、施工作業の効率化の観点から、桟橋上部工の溶接などの床板の連結作業を不要とする工法や、プレキャスト部材等の活用による施工作業の効率化・省力化が望まれている状況。
[2]吸い出し防止対策
防砂板・防砂シートの損傷等による防砂機能の喪失による護岸・岸壁等の陥没発生が全国的な課題となる中、従来の標準的な工法と同等以上の吸い出し防止機能をより長期間保持できる吸い出し防止対策工法等が望まれている状況。

【2.現場ニーズに対応する技術情報の募集】
・今年度中の“技術カタログ”策定に向け、上記現場ニーズに対応する技術情報を下記の通り募集いたします。
募集期間:令和5年11月29日(水)~12月27日(水)12時(正午)
募集内容:[1]「桟橋上部工の施工作業効率化」に資する技術
     [2]「吸い出し防止対策」に資する技術
募集後の流れ:応募者にはヒアリング等による応募資料の内容確認をさせていただいた上で、選定された技術情報については、”技術カタログ”に掲載する予定。
※詳細については、以下URLをご確認下さい。
 ・国土交通省港湾局ホームページ(https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr5_000098.html
【参考】設計段階からの新技術の更なる導入に向けた環境整備の取組み・・[別紙2]

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省港湾局技術企画課技術監理室 井村、野上、安原
TEL:03-5253-8111 (内線46623、46612) 直通 03-5253-8681

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る