報道・広報

東京(秋葉原,水道橋)-羽田空港-横浜間の春季舟運社会実験を行います―有料乗船参加者を募集します ―

平成28年4月21日

 昨年9月と今年2月に社会実験を行い、約2,000名もの多くの方々に参加頂きました。
 今回は、実際に舟運の定期運航化を目指す就航区間で、一万人近い規模の利用者を見込んだ社会実験を行います。

〈第3次(春季)舟運社会実験の概要〉
今次の実験では以下のような『5つ』のことに新たに取り組みます。
〔1〕.新たに「東京都内-横浜」までのルートを設定 (約40km) 
昨年9月の初回社会実験では「秋葉原-羽田空港」ルートで行いましたが、県際を越える広域ルートとして東京都心から横浜まで航路延伸して実験に臨みます。
〔2〕.5事業者、7コースの多様な設定
公募へ応募した運航事業者が実験運航を担います。『幹線ルート』(東京-羽田空港-東京-横浜)と『枝ルート』(スカイツリー、五反田方面)を2本柱に全7航路を設定。
長期間運航により、新たな舟運へのニーズの大きさと毎日運航への体制面や民間によるビジネスモデルとしての可否を検証します。
〔3〕.地域の応援団による”おもてなし
今次実験から地域の応援団が本格的に“おもてなし”します。こちらも公募への応募者が実験運航とコラボしたカツサンド等の軽食の提供や各種クーポンを提供します。
新船が登場し、実験運航に参画へ
「東京都内-横浜」ルートには、新船も登場します。航行面等の安全が十分に確認でき次第、実験に参画して運航を始めます。
羽田空港からホテルを結びます
インバウンドを含めて、空路移動する多くの観光客等が利用する日本の玄関口「羽田空港」と滞在拠点となるホテルを船で結びます。

〈舟運社会実験の背景とコンセプト〉
舟運社会実験は、約90年前のインフラ「万世橋船着場」(秋葉原)の有効活用をキッカケにして、同船着場の拠点性に着目し、羽田空港まで一気に結ぶ航路の設定を検討してきました。
観光や文化を運び、移動できる新たな水上交通を目指しながら、舟運の活発化とともに地域や街全体がより元気づく相乗的効果も期待しています。
昨年9月の初回実験では約1,500人、今年2月の第2次実験では約300名の皆様に乗船参加頂き、舟運へのニーズやマーケットの存在を確認することができました。
 
〈運航コースとお申し込み先〉
今次実験では、下表に示す「7つ」のコースを設定しました。
航路全体のイメージと船着場は下図をご参照下さい。
運航コース毎に運航日時や便数、運航会社等が異なります。
参加のお申し込みや検討に際しては、内容を十分にご確認下さい。
なお、荒天時は運休する場合もありますので予めご了承下さい。
 
〔運航概要やお申し込み先〕
3月~募集中        
幹線
ルート
運航コース 対応事業者 便数
(日)
運航期間
〈乗船者募集時期〉
お申し込み先 期間中
乗船席数
コース
羽田空港秋葉原間
『空港・都心運河クルーズ』
(株)ジール
(株)阪急旅行社
2~4便 平成28年5月,6月
〈3月~募集中〉
http://www.hankyu-travel.co.jp/ 1,100席
             
今回・4月から募集を開始します        
幹線
ルート
運航コース 対応事業者 便数
(日)
運航期間
〈乗船者募集時期〉
お申し込み先 期間中
乗船席数
コース
横浜羽田-水道橋 (株)KMCコーポレーション
羽田旅客サービス(株)
運航に際する安全確認後に改めてお知らせします
             
今回・4月から募集を開始します        
2次
ルート
運航コース 対応事業者 便数
(日)
運航期間
〈乗船者募集時期〉
お申し込み先 期間中
乗船席数
コース
秋葉原-日本橋 (株)東京ウォータウェイズ
(株)ぽけかる倶楽部
1便 平成28年5月,6月
〈4月~募集開始〉
http://www.poke.co.jp/book/ 約270席
コース
秋葉原-隅田 (株)東京ウォータウェイズ
(株)三越伊勢丹旅行
1便 平成28年6月
〈4月~募集開始〉
03-3274-8721
((株)三越伊勢丹旅行)
約90席
コース
日本橋-水道橋 (株)ガレオン 4便 平成28年6月
〈4月~募集開始〉
http://www.galleon.jp/ 約190席
コース
日本橋-水道橋 (株)東京ウォータウェイズ
(株)ぽけかる倶楽部
2便 平成28年5月,6月
〈4月~募集開始〉
http://www.poke.co.jp/book/calendar.php?search=1&eventid=8135 約270席
コース
天王洲-目黒川間 (株)船清 2便 平成28年5月
〈4月~募集開始〉
http://www.funasei.com/ 約180席

〈地域の応援団〉
舟運社会実験では、運航事業者とともに「地域の応援団」も公募しました。公募の結果6社が社会実験を進める準備会メンバー※1として舟運を盛り上げる取り組み検討を進めてきました。(下表参照)
応援の内容は「企画開発型」「グッズ提供型」「クーポン型」と多岐にわたります。舟運をキッカケに、それぞれの地域の元気の素になって頂く予定です。なお、「地域の応援団」は現在も募集していますので、引き続き応募をお待ちしています。

◇応募要綱はこちらから
http://www.mlit.go.jp/common/001111598.pdf
 
〔地域の応援団 計画概要〕
地域の応援団 主な応援内容
(株)東京ドーム ・パンフレット
・乗船客へ優待利用のクーポン配付
(東京ドームシティ内施設)
京浜急行電鉄(株) ・新開業ホテルで、ノベルティグッズ
  (乗船券と引き替え)
天王洲総合開発協議会 ・天王洲割引クーポン付きマップ
Akiba.TV(株) ・秋葉原ウォーキングと舟運セットの旅行商品化
 ※「秋葉原初体験ツアー」
  食事、買い物を楽しみ、羽田から移動
・フリーマガジン(BEACON AKIBA/日英語)掲載
(株)万世 ・万世レストランのクーポン券を乗船客に配付
・「万かつサンド」(万世)の試食提供も検討
mAAch ecute
神田万世橋
・オリジナルポストカードを乗船者へプレゼント
 (先着600名)







――――〈参考〉――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『秋葉原・天王洲・羽田空港舟運プロジェクト準備会』※1が主体的に進めています。
これまでの経緯や実験結果の概要等は以下から確認することができます。
  これまでの経緯等→http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/sogoseisaku_region_tk_000022.html
  第2次社会実験参加者募集,第3次社会実験への応募者決定
              →http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000104.html

※1.『秋葉原・天王洲・羽田空港舟運プロジェクト準備会』構成員(24の機関)〔平成28年3月13日時点〕
〈行政機関〉 千代田区,文京区,品川区,大田区,国土交通省
〈関連機関〉 千代田区観光協会,秋葉原タウンマネジメント(株),天王洲総合開発協議会,
  日本空港ビルデング(株),跡見学園女子大学
〈運航会社〉 (株)ジール,(株)東京ウォータウェイズ・(株)ぽけかる倶楽部・(株)三越伊勢丹旅行,寺田倉庫(株)
  (株)ガレオン,(株)船清,(株)ケーエムシーコーポレーション・羽田旅客サービス(株)
〈応援団〉 (株)東京ドーム,Akiba.TV(株),(株)万世,天王洲総合開発協議会,京浜急行電鉄(株),mAAch ecute

 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局公共事業企画調整課 課長補佐  武藤 徹
TEL:03-5253-8111 (内線24563) 直通 03-5253-8912 FAX:03-5253-1551
国土交通省総合政策局公共事業企画調整課 事業調整第二係長  今 佐和子
TEL:03-5253-8111 (内線24524) 直通 03-5253-8912 FAX:03-5253-1551

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