報道・広報

ICTを活用した歩行者移動支援サービスに関する屋外向けのプラットフォームを改訂
~誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の実現に向けて~

平成29年3月28日

 ICTを活用した歩行者移動支援サービスの普及展開に向けて、取組実施の手順を示した市区町村担当者向けのガイドラインにおいて知見・ノウハウ等を充実したほか、サービスに不可欠なデータの整備を促進すべくバリアフリー情報等を収集する際のデータ仕様を簡素化し、さらに、歩行者移動支援に関するデータのポータルサイトにおいて掲載データの充実と併せて使い勝手良くリニューアルする等、主に屋外向けのプラットフォームを大幅に改訂しました。

《取組の経緯》

 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、国土交通省では、訪日外国人旅行者や高齢者、障害者等も含め誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築に向け、ICTを活用した歩行者移動支援サービスの普及促進を図っています。
 「ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討委員会」(委員長:坂村健東京大学大学院情報学環教授)において平成27年4月にとりまとめられた提言では、オープンデータの考え方を積極的に推進し、データを多くの人が自由に利用して様々なサービスを提供することにより、歩行者の移動を社会全体で支え合う環境をつくることが重要であることが指摘されました。本提言を踏まえ、これまでオープンデータ環境の整備等に取り組んできましたが、委員会での議論を踏まえ、この度、既存のガイドラインやデータ仕様等の屋外向けのプラットフォームを改訂し、2020年に向けてサービスに必要なバリアフリー情報等のデータ整備の促進等、取組の加速化を図ってまいります。(施策展開のロードマップは別添1を参照)

《改訂のポイント》

● 「オープンデータを活用した歩行者移動支援の取組に関するガイドライン」(平成29年3月版)
 ・オープンデータを取り巻く情勢等について記載を充実するとともに、過去の実証事業等から得られた知見・ノウハウを事例集としてとりまとめ

● 「歩行空間ネットワークデータ等整備仕様案」(平成29年3月版)
 ・歩行空間ネットワークデータ※1 の仕様について、車いす使用者の通行可否等の観点から重要度に応じて必須となる項目(段差、幅員等)を絞り込み、初期整備が容易となるよう簡素化
 ・施設データ※2 の仕様について、バリアフリー設備の有無等に関する内容を充実
  ※1 経路の段差や勾配等のバリア情報をデータ化したもの
  ※2 施設におけるバリアフリー設備の有無等をデータ化したもの


● 歩行者移動支援サービスに関するデータサイト
 ・ポータルサイトにおいて、今年度整備したデータ等を追加掲載するとともに、データを検索できる機能やデータを地図上に表示できる機能等を追加して使い勝手良くリニューアル

添付資料

報道発表(PDF形式)PDF形式

別添1(PDF形式)PDF形式

別添2(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省政策統括官付 原田、田中
TEL:03-5253-8111 (内線53-102、53-115) 直通 03-5253-8794

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