令和6年9月30日
この度、国土交通省が一般財団法人民間都市開発推進機構(MINTO機構)を通じて支援をする「松本しんきんまちづくりファンド有限責任事業組合(松本しんきんまちづくりファンド)」が設立されました。
MINTO機構と地域金融機関である松本信用金庫との連携による同ファンド設立により、松本市・塩尻市の中心市街地エリアや大町市・白馬村・小谷村にまたがる一部の地域の宿泊・飲食施設や空き家・空き店舗等のリノベーション等に取り組む民間まちづくり事業が支援され、これにより、複数の地域にわたって、まちの賑わい向上が実現することが期待されています。
【ファンド設立趣旨】
○ 本ファンドが対象とする以下のエリアは、それぞれに歴史的建造物や観光資源が多数点在しておりますが、人口減少や高齢化、建物の老朽化に伴い、空き家・空き店舗の増加等が課題となっています。
・松本市は、松本城や旧開智学校を有する文教的・歴史的な街並みを数多く残し、商業や金融の中心地として発展してきましたが、中心市街地において、空き家・空き店舗の増加により、人流の減少や回遊性の低下が生じています。また、同市中心部の北東に位置する浅間温泉や美ヶ原温泉は、利用者数の減少による老舗旅館の休館や商店の減少により、歴史的温泉街としての佇まい・風情が失われつつあります。
・塩尻市は、国内有数のブドウの産地であり、ワインの醸造も盛んな地域ですが、中心市街地では、建物の老朽化や空き店舗・空地の増加により人流が減少し、市街地の連続性や求心力が低下しつつあります。また、ワイナリーと連携した飲食施設等のような地域資源を活用するための施設が不足しています。
・大町市・白馬村・小谷村にまたがる一部の地域は、国内最大級のスノーリゾートであり、近年では登山など様々なアクティビティもオールシーズンで楽しめるマウンテンリゾートとして、観光客の長期滞在ニーズがありますが、廃業等による宿泊施設や飲食店の不足など滞在環境の整備が不十分となっています。
○ これらの課題に対応するため、国土交通省がMINTO機構を通じて支援を行う「まちづくりファンド支援事業(マネジメント型)」(※別紙参照)の一環として、この度、同機構と松本信用金庫が連携して民間まちづくりを支援する「松本しんきんまちづくりファンド」が設立されました。
なお、長野県とMINTO機構は、「まちづくり支援に係る包括連携に関する協定」を締結しております。
○ ファンドの設立により、対象エリアにおいて、空き家・空き店舗などのリノベーション等により宿泊施設・飲食施設・交流施設・イベント施設・体験施設・貸しオフィスなどの施設を整備・運営する民間まちづくり事業が支援され、これにより、まちの賑わい向上が実現することが期待されています。
【ファンドによる支援対象エリア】
・松本市の中心市街地エリア及び浅間温泉・美ヶ原温泉エリア
・塩尻市の中心市街地エリア及び塩尻ワイナリーが集積する桔梗ヶ原ワインバレーのエリア
・大町市・白馬村・小谷村にまたがる一部の地域
報道発表資料(PDF形式:1,301KB)
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