vol.6.....カワボウをカイボウする!

雨の動きを知り、日々を安全に、快適に


②レーダ雨量とテレメータ

  
レーダ雨量



広い目で見るCバンド。
雨が降り始め、強くなるのはいつか?

        
Cバンドレーダ雨量情報では、1km四方の雨量情報を10ブロックにわけて表示。30分・60分間隔を選択でき、3日前までの雨の移ろいを確認することができます。いつ雨が降り出したのか、強くなったのはいつ頃かを見ることができます。

  
レーダ雨量
        
カワボウのトップページには、Cバンドレーダ雨量情報が表示されています。紫・赤が激しく降っている所、白は降っていない所を意味します。左のメニューから「レーダ雨量(Cバンドレーダ)」を選択すると、全国10ブロック別に表示できます。Cバンドレーダ雨量は、1km四方の雨量情報を示していて、5分ごとに更新されています。

「レーダ雨量(履歴)」をクリックすると、1時間ごとの雨量比較や、30分ごとの比較ができるので、時間の経過とともに、どのように雨が移り変わっていっているかトレンドを把握することができます。気象庁の衛星図で実際の雲の動きとあわせて見ていくと、より現実的に捉えることが可能です。



Xバンドは高精度。
自宅周辺の変化が分かる!

        
カワボウトップページにある「XRAIN」のバナーをクリックすると、250m四方の雨量情報が1分ごとに更新される XRAINに移動します。XRAINは資産が集中している政令指定都市等を対象に配信しており、狭いエリアの時々刻々の変化を把握することができ、大変便利です。

  
XRAIN
        
カワボウのトップページには「XRAIN」というバナーがあります。こればXバンドMPレーダといって、Cバンドより細かく、250mメッシュごとの雨量を1分間隔で見られるものです。自分の家や職場の周囲はどうなっているか、何分後に雨がきそうかといった情報の把握には、特にXRAINがおすすめです。

下の図は、2014年10月に台風18号がきたときの様子で、10月6日午前4時頃から11時頃までの変化を並べてみました。神奈川県西部から静岡県にかけて、4時頃から厚い雲がかかりはじめ、8時頃には時間100mmにせまる激しい雨が静岡県中部に降り、11時頃には神奈川県を通過していった様子がよくわかります。XRAINはこちら >



時々刻々と分かる
スポット雨量情報(テレメータ)

        
大雨の時はこまめにチェック。1時間もしくは10分ごとの観測所の雨量情報、累積の雨量情報を表・グラフで見ることができます。

  
観測所選択 テレメータ
        
カワボウのトップページ左側には「テレメータ(雨量・水位・水質・積雪)」をクリックし、地図上から地域を指定したり、その下のリンクから見たいエリアを選択していくと、「観測所選択」(図上)が表示されます。
ここで、【雨量】と表示されている観測所名をクリックすると、雨量情報が表示されます(図下)。

このテレメータ雨量は、1時間ごと(過去24時間分を表示)、または10分ごとに、どれだけその地点に雨が降ったかを示します。下図のテレメータ雨量は、2014年10月6日午前10時の記録(台風18号)ですが、過去24時間継続的に雨が降り続け、9時には時間雨量41mm、10時には65mmと、かなりの雨が降ったことが分かります。




どれだけ降った?
「累加雨量」に注目


1時間に50mmの激しい雨が、6時間も降り続くと300mm=30cmになります。これが広い範囲に降ったら、凄まじい水の量になることは容易に想像がつきます。すると、地盤がゆるんだり、川の水位があがったりと、大きな影響が出ることが予想されます。この、「合計でどれだけ降ったか?」を示す値が「累加雨量」です。最初の1時間に10mm降って、次に15mm降ると累加雨量は25mmになります。2014年10月の台風18号は、各地に道路が冠水するなど影響を与えましたが、相模川水系の寒川というところでは(上図)、累加雨量が327mmに達し、川の水位もずいぶんあがりました。累加雨量のチェックはとても重要です。

ただし、これはあくまでスポットの情報なので、CバンドレーダやXバンドレーダ雨量、さらにはダム情報に掲載されている「流域平均時間雨量」を合わせてみると、より正確に雨の状況を把握可能です。
  

累加雨量

        
        
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