１．事業の概要
１）位 置：奈良県香芝市
２）河川名：大和川水系葛下川
３）諸 元：延 長：約１．４ｋｍ
４）総事業費：約５２億円
２．目的、必要性
１）目 的：概ね５年間で浸水被害常襲地域の解消すべく重点かつ緊急的に治水対策を推進する。
２）必要性：近年、大阪のベットタウンとして急速に開発が進むなか、過去１０年間で家屋浸水発生回数が７回、浸水戸数が４００戸近く を数えるなど浸水被害常襲地域であり、五位堂駅前土地区画整理事業と連携し、河川の付替えを行い被害の解消を図る。
３．費用効果分析の結果
治水経済調査マニュアル（案）に基づいて分析
| 便益(B) |
費用(C) |
事業効果(B/C) |
| 1,069.0億円 |
48.3億円 |
22.14 |
４．検討
以下の評価項目及び上記の費用対効果分析結果を総合的に判断の上、採択。
| 河川名 |
災害発生時の影響(想氾区域内) |
過去の災害実績(過去10ケ年間) |
| 浸水戸数(戸) |
軒下浸水戸数(戸) |
農地面積(ha) |
重要公共施設 |
災害弱者施設 |
浸水回数(回) |
最大浸水戸数 |
最大軒下浸水数 |
最大孤立戸数 |
最大浸水農地面積(ha) |
避難勧告(回) |
重要公共施設 |
災害弱者施設 |
交通遮断時間 |
葛下川
(奈良県) |
2,715 |
0 |
169 |
1 |
無 |
7 |
199 |
0 |
0 |
11 |
無 |
1 |
無 |
0 |
| 事業の緊急度 |
災害発生の危険度 |
水系上重要 |
地域開発の程度 |
情報提供 |
評点 |
| 被害実績 |
水防活動(回) |
現在流下能力の割合 |
現状の安全度 |
災害危険区域 |
高齢化率(%) |
構造物経過年数 |
上流区域の浸水戸数 |
想氾区域内宅地予定面積(ha) |
流域内開発予定面積(ha) |
ハザードマップの公表 |
| 有 |
20 |
0.60 |
5年未満 |
無 |
8 |
- |
2,715 |
20 |
20 |
無 |
29 |
５．日程・手続き
平成１３年度 用地補償着手予定
６．関係者の意見
地元住民は改修事業に強い関心を持っており、地元自治体及び関係団体からも強い要望がある。
