平成12年度 河川局関係事業における事業評価について

I. 新規事業採択時評価について



箇所名:庄境地区急傾斜地崩壊対策事業



1.事業の概要
 1)位 置:兵庫県豊岡市
 2)諸 元:主な工法:特殊法枠工 等
       延  長:630m
 3)総事業費:約5.0億円

2.目的、必要性
 1)目 的:がけ崩れによる再度災害の防止のため
 2)必要性:
 昭和50年に一次対策工事は完了したが、残存斜面の風化が進行し、平成11年に集中豪雨による斜面崩壊が発生するなど、斜面は大変不安定な状態であり、早急に対応する必要がある。

3.費用効果分析の結果
 急傾斜地崩壊対策事業の費用便益分析マニュアル(案)に基づいて分析
便益(B) 費用(C) 事業効果(B/C)
22.81億円 4.48億円 5.09

4.検討
 以下の評価項目及び上記の費用対効果分析結果を総合的に判断の上、採択。
災害発生時の影響 過去の災害実績
保全人家戸数
(戸)
重要公共施設
(件)
災害弱者施設 直近の災害発生年 人的災害 最大被災戸数
(戸)
重要公共施設 災害弱者施設
51 2   H11        

災害発生の危険度
斜面の高さ
(m)
斜面の勾配
(度)
斜面形状 遷急線 オーバーハングの有無 地盤の状況 湧水の有無 植生の状況
110 60 凸状     軟岩    

5.日程・手続き
 平成13年度 事業着手予定

6.関係者の意見
 斜面崩壊による災害に備え、地元自治体及び住民からも強い要望がある。