運行状況の不明確性、空席状況の把握、不慣れな人への行き先案内といった高速バス特有の課題の解決を目指して、九州高速バス情報提供システム「九州IT’s(いつ)バス」の実証実験が福岡〜大分間において、2001年11月から行われています。高速バス路線に初めて試験的に導入されたバスロケーションシステムとして、到着予測時刻、運行情報と時刻表等の情報をインターネットのホームページやインターネット対応の携帯電話に提供しています。
システムの利用件数は1日平均238件。1月に特に利用が多かったのは、積雪・霧による大分自動車道の交通規制が生じたためで、このような場合の利用者ニーズの高さを示しています。また、利用者アンケートでは、情報が役に立ったとの回答が多く、システムの良い点として待ち時間の短縮やイライラの解消など、バスの利便性向上に役立てられているのがわかります。
[国土交通省九州地方整備局・九州運輸局]
各月の1日平均システム利用件数(件/日)
情報提供項目に対する評価
システムの良い点は?