第2章 道路交通サービスの高度化

バス等の利用促進による交通混雑の緩和

バス等の運行情報の提供

にいがたバスi

「にいがたバスi」は、一般道の西小針線と関越道、上越道の高速バスの運行状況をインターネットのホームページやインターネット対応の携帯電話、バス停等(4ヵ所)でリアルタイムに情報提供しています。その収集データを用いて、有明大橋供用前後の効果について検討しました。
新潟市中心部は河川に囲まれているため、西新潟地区からの車両は一般国道116号有明大橋に集中してボトルネックとなり、朝夕の通勤時間帯は慢性的に渋滞が発生。そのため、新潟大学→新潟市中心部(上り方向 12km)では、朝の通勤時間帯で年間7億円の損失があり、そのうち有明大橋を原因とする損失は全体の約2割の約1.5億円。しかし、有明大橋拡幅により、朝の渋滞による年間25,900時間の損失時間、年間1億600万円の損失費用を低減できました。このような整備効果が「バスi」による収集データの利用で計測できました。

[国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所]

にいがたバスi(http://bus.2159.go.jp/)の西小針線バス運行状況

インターネット画面イメージ

地図イメージ

上り方向8時台の交通流の状況(供用前)

交通流グラフ


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