2002年2〜3月には、国土技術政策総合研究所構内で技術検証された技術・システムに提供するメッセージの簡素化や携帯端末の小型化などの改良を加え、実際の道路環境下における技術的な性能評価、障害者による利用者評価など実用化に向けた基礎データを得ることを目的に、札幌、東京、大阪、岡山、高知の全国5ヵ所で社会実験が行われました。
社会実験は、視覚障害者145名、車いす使用者71名の被験者が、端末機器からのナビゲーションを受けながら各都市における繁華街や地下街などの実験地区を移動する形で実施。実験終了後のアンケート調査では各サービスやシステムに対する具体的な要望や意見とともに、歩行者ITSの情報提供サービスの有用性を改めて実感したとする多くの声が聞かれました。
視覚障害者と車いす使用者による社会実験


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