2000年度に引き続き国土交通省と大阪市は共同で、7つの鉄道駅が集中する梅田地区地下街で、携帯情報端末(PDA)を用いた歩行者支援に関する社会実験を実施。この実験では、2000年度実験で有効性が認められた音声情報(肉声)を改良して、特定ルートの出発地から目的地までの経路を健常者と視覚障害者のモニターを対象に案内しました。
本実験で用いた音声情報は、健常者と視覚障害者用それぞれに案内の詳しさ(情報量)の異なる3種類を用意し、交差部、広場部の出入り口等、経路案内上の主要地点で提供。モニターへのアンケートにより、視覚障害者を含む歩行者が円滑に移動するために各地点で必要とする「案内の詳しさ」や「わかりやすい案内表現」など、歩行者の求める「音声ナビゲーション」のあり方を明確にできました。
[国土交通省近畿地方整備局]
実験使用機器(PDAとヘッドホン)
実験実施風景(視覚障害者)


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実験実施風景(健常者)